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「コネ採用」軽視する社員が見落とす超メリット 紹介会社よりも「人脈を頼る」時代が来ている

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忘れ去られた昔ながらの手法である「コネ採用」が、現代に復活して効果が出ているのはなぜなのでしょうか。

その要因は、FacebookやLINEなどのSNSによって、個人1人ひとりが大勢の人と「つながったまま」となったことです。それまでは同窓会など何十年ぶりかでしか会えなかった人同士が、つねに「つながったまま」でいることによって、紹介できる人の範囲が広がりました。

同窓会で再会した中学時代の同級生を紹介することもできるようになりました。実際、「コネ採用」に成功しているケースでは、日々顔を合わせている人では「ない」人まで紹介してもらっていることが大変多いのです。

コネ採用はいいことずくめ

加えて、採用に困っているような知名度や人気がない企業ほど、この方法が「使える」ということも流行の理由でしょう。

従来の「広告や人材紹介会社」に依頼する「待ち」の手法は、考えてみれば、成果が企業のブランド力に比例する手法でした。つまり、ブランド力のない企業にとっては、その手法を取るのは極端な話「負けるための採用」です。

それを乗り越えるには、広告面で目立つためにいい場所を買ったりするか、いいクリエイターにすごい広告を作ってもらうか、お金で解決するしかありません。お金もなければどうしようもない。そこで再び「コネ採用」に光が当てられたのです。

現代の「コネ採用」は、「待ちの採用」とは違って向こうから応募してもらうのではなく、こちらから誘うわけですからブランドはいりません。弱小タレント事務所がいい人材を獲得するために街中でスカウトをするようなものです。スカウト=紹介者の個人力さえあれば、どんな人にでもアプローチ可能です。

また、紹介される人は、紹介者とすでに長い間にわたって関係を持っており、どんな人となりであるかという情報の信憑性は抜群です。だから短い採用選考で会社がだまされてしまうこともありません。入社してからも、最初から知り合いが社内にいるというのは働きやすく、退職予防にもつながるなど双方にメリットがある採用手法です。

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【コネ採用が抱えるデメリット】

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