
ロバート・B・ライシュ『ザ・ワーク・オブ・ネーションズ 21世紀資本主義のイメージ』中谷 巌 訳/ダイヤモンド社
2018年出版の『コモングッド』で、ライシュは、現代資本主義が公共善を軽んじ、市場機能が損なわれ、格差が拡大していると警告し始める。グローバル企業や知識エリート層がますます強い影響力を持ち、一般市民の政治的、経済的発言権が低下しているというのだ。
コモングッドとは、公共善、共益、良識のことで、社会の一員として連帯する市民が互いに負うべき義務を示す。何世代にもわたって積み上げられた信頼の集合体のことでもあり、社会のメンバー全員が共有する価値観である。
記事全文を読むには有料会員登録が必要です。
(残り 949文字 です)
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
【9/30(火)まで】 年額プラン2,000円OFFクーポン 配布中!
詳細はこちらから
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら