東大入試が「知識ではなく発想力」を求めるワケ ずっと「AIに負けない力」が問われ続けてきた
AIに負けない「発想力」は、東大入試で問われる力
「これからの時代のライバルは人間じゃない、AIだ」
東大の中にいると、友達とよくこういう会話をします。
今までは、勉強をするときも、就活をするときも、社会に出て仕事をするときにも、人間のライバルは人間でした。
しかし、新井紀子先生の『AIvs.教科書が読めない子どもたち』でも書かれているように、受験においてAIはMARCHレベルの大学には合格可能になってきているそうです。10〜20年後には、約半数の仕事がAIにより代替可能になってしまうとも言われています。
こう考えたときに、僕たちは人間をライバルと想定するのではなく、AIをライバルにして、AIにできないことは何なのかを考えていかなければなりません。
人間にできて、AIができないことはなんなのか?
人間とは比べものにならない知識量を持っていて、計算力も情報処理能力も人間を凌駕しているAIに勝てるポイントは何で、それをどうやったら習得できるのか? これからの社会で活躍するためには、どんな能力が必要なのか?
それは実は、東京大学がずっと入試問題の中で出題し続けていて、これから2020年入試改革で問われようとしているものです。今日はその「AIに勝てる能力」についてお話ししたいと思います。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら