東大入試が「知識ではなく発想力」を求めるワケ

ずっと「AIに負けない力」が問われ続けてきた

「AIに職が奪われる」と騒ぎになるずっと前から、東大入試では「AIに勝てる力」が問われ続けてきたといいます(画像:ゆー/PIXTA)
「勉強しているはずなのに、成績が上がらない」
受験生に限らず、勉強熱心なビジネスパーソンでも、このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
「かつての僕は、まさにそうでした」。2浪、偏差値35という崖っぷちから1年で奇跡の東大合格を果たした西岡壱誠氏は、自らの経験を振り返って言います。「でも、ちょっとした工夫で、劇的に改善したんです」。
教科書、参考書だけでなく、あらゆる本の読み方を根本から変えた結果たどり着いた読書法を『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』にまとめた西岡氏に、新刊『「発想力」と「想像力」を磨く 東大アイデア』の中で紹介している「東大受験でも問われる発想力の鍛え方」を解説してもらいました。

AIに負けない「発想力」は、東大入試で問われる力

「これからの時代のライバルは人間じゃない、AIだ」

東大の中にいると、友達とよくこういう会話をします。

18万部のベストセラー『「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書』の公式tiwitterアカウントができました(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

今までは、勉強をするときも、就活をするときも、社会に出て仕事をするときにも、人間のライバルは人間でした。

しかし、新井紀子先生の『AIvs.教科書が読めない子どもたち』でも書かれているように、受験においてAIはMARCHレベルの大学には合格可能になってきているそうです。10〜20年後には、約半数の仕事がAIにより代替可能になってしまうとも言われています。

こう考えたときに、僕たちは人間をライバルと想定するのではなく、AIをライバルにして、AIにできないことは何なのかを考えていかなければなりません。

人間にできて、AIができないことはなんなのか?

人間とは比べものにならない知識量を持っていて、計算力も情報処理能力も人間を凌駕しているAIに勝てるポイントは何で、それをどうやったら習得できるのか? これからの社会で活躍するためには、どんな能力が必要なのか?

それは実は、東京大学がずっと入試問題の中で出題し続けていて、これから2020年入試改革で問われようとしているものです。今日はその「AIに勝てる能力」についてお話ししたいと思います。

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