東大入試が「知識ではなく発想力」を求めるワケ ずっと「AIに負けない力」が問われ続けてきた
逆に、日常生活を送っている中で「なぜ?」と問うのもおススメです。
自然現象でも、ちょっとしたニュースでも、社会の現象でも、何でも「なぜ?」と問えば必ず理由があります。そしてその問いの答えは、意外にも勉強している事柄の中に求めることができるかもしれないのです。
・日常生活のタイミングで「なぜ?」と問うてみる
納得するまで「なぜ?」を繰り返そう
もう1つは、「深掘りする訓練」をすることです。
偏西風が西から東に吹いている、という情報だけでも、いろんなことを深掘りすることができます。
なぜ西から東なのか? そもそもどうして風が吹くのか? 日本以外の地域では話が違うのか?……このように、1つの情報をそれで止めるのではなく、深掘りして考えてみるのです。
先ほど僕は、日常生活の中で「なぜ?」と問うことを提案しましたが、ただ「なぜ?」と問うだけではいけません。より深く、自分が納得できるレベルまで「なぜ?」を繰り返してみましょう。
5回以上「なぜ?」を繰り返すと、その情報の背景がきっとわかってくるはずです。そのレベルまで達すれば、きっと学んだ知識は深くみなさんのものになるはずです。
浅い知識では、その知識を生かして発想することはできません。「なんかよくわかんないけど、偏西風の影響じゃないかな」とはならないわけです。だからこそ、深く理解するために、何度も何度も「なぜ?」を深掘りしてみましょう。
・そのために、「なぜ?」という質問を5回以上やってみる
いかがでしょうか? 発想力というのは、なんとなく「才能がないと高まらないもの」というイメージがありますよね。でも実は、こんな風に訓練をすることによって意外と身に付けることができるものなのです。
みなさんも、AIが台頭するこれからの時代で活躍するために、以上のようなことを実践してみてはいかがでしょうか。
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