世界が注目する歴史学者の「文明を見る眼」 世界を動かしバランスを保つ「知られざる力」

アイデアやイノベーションを広げるカギ
あなたが勤める会社にも、「あの人に相談すれば、うまく根回ししてくれるよ」と、誰からも頼られる人物がいるのではないだろうか? 部署の垣根を越えてさまざまな人物につながっていて、社内のみならず、社外でも顔が広くて、社内のゴシップから業界の最新情報まで、やたらと詳しい「キーパーソン」である。
アイデアやイノベーションが広まる際には、こうしたキーパーソン(ノード)が重要な役割を果たし、ネットワークの内部にどれほど多くの、どのようなノードが存在するのかが、情報伝達のカギとなる。
また、仕事を探している人は、近しい間柄の親友よりも、それほど親しくない知人に助けてもらえる場合が多いという。このような結びつき(弱い紐帯)は、それがなければまったく結びつくことがなさそうな集団同士の架け橋となり、アイデアを広める役割を果たす。
では、人類の歴史において、どのようなノードが、どのようなネットワークを形成し、世界を動かしてきたのだろうか?
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