外資就活ドットコムは名前の通り、外資系企業と日系大手企業に特化した就活サイトだ。これらの逆求人や外資系に特化したサイトについてほとんどの企業は知識を持っているはずだ。
注目したいのはONE CAREERと就活会議だ。今年から「その他の就職ナビ」から項目を独立させて調査をしたが、ONE CAREERは文系で14%、理系で10%が「最も活用」している。楽天みん就とほぼ同率の支持である。エントリーシートや体験談を掲載するクチコミサイトで、旧帝大クラス、早慶クラス、上位国公立大などの会員登録率がとても高い。
リブセンスが運営する就活会議は文系で2%、理系で5%とまだ少ないが、毎年学生の利用が増えている。就活会議もクチコミサイトだが、楽天みん就などより発信者の範囲が広い。社員や元社員のクチコミのほか、先輩のエントリーシートや選考体験記を確認できる。
この手のサイトの信用性は、インチキ発信を排除されることで保たれるが、就活会議の会員登録は、大学に所属している人にしか割り当てられない「ac」ドメインのメールアドレスに限定しており、学生以外の人の登録を排除する仕組みになっている。
設立4年目「ONE CAREER」の利用者急増
ONE CAREERのサイトを運営している株式会社ワンキャリアの設立は2015年8月。設立4年目とまだ若い。急激に成長し、ユーザーをつかんでいると思われる。
ホームページを読むと、「旧態依然とした日本採用市場の『情報のブラックボックス』を破壊したい」といった強い言葉が並んでいる。
キーワードは「マッチング」だ。就活生と企業のミスマッチを解消するために、ITを駆使してユーザーの行動データを蓄積・解析し、最適なマッチングを行うそうだ。
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