リクナビ、マイナビ以外にも新卒向けの大手就活サイトはあるが、今回の調査ではほとんど見当たらない。キャリタス就活が文系で1%だが、数年前には考えられないほど少ない数字だ。
リクナビ、マイナビを2強とする伝統的な就活サイトは百貨店に似ている。豊富な品ぞろえ(社数)、品質(有名で優良な企業)、利用者の使い勝手(企業は管理しやすく、学生はスピーディーに利用できる)が競争力を左右し、リクナビとマイナビが勝ち残っている。
学生が活用した理由でもリクナビとマイナビはほとんど同じである。「エントリーに必要」「アプリが充実」「企業数が多い」「情報量が豊富」「使いやすい」「見やすい」「わかりやすい」「大学から推奨された」「信頼できる」「メジャーなサイト」などがその理由だ。
リクナビには、エントリーシート作成支援ツール「Open ES」があり、これを活用理由に挙げる学生はかなり多いが、このキラーコンテンツがあっても市場は独占できず、マイナビと伯仲している。
「クチコミ」「逆求人型」の人気上昇
リクナビ、マイナビ以外で「最も活用した就活サイト」に挙がっている就活サイトについて見ていこう。
楽天みん就は誰でも知っているだろう。就活生が情報交換や情報収集を行う就職コミュニティーサイトだ。
学生になりすまして情報を収集している企業もあるそうだし、自社に有利な情報を発信する企業もあるという噂もある。また意図して誤情報を流す悪意の投稿者もいるといわれているが、そういう噂が絶えないほどメジャーな存在ともいえる。
OfferBox、キミスカ、Irootsは逆求人型スカウトサイトだ。学生がプロフィールを登録しておくと、登録情報を読み関心を持った企業からオファーのメールが入るという仕組みだ。この数年に利用学生が毎年増えている。
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