東京生まれ42歳の彼がタイに見つけた居場所

高校中退後に単身渡り、天職と家族を築いた

タイ人の妻・子供とタイ・バンコクに在住し、タイのルポを中心に活躍するライターの高田胤臣(たねおみ)さん(42歳)。なぜタイ在住のライターになったのか、ライターとして紹介している内容について話を伺った(筆者撮影)
これまでにないジャンルに根を張って、長年自営で生活している人や組織を経営している人がいる。「会社員ではない」彼ら彼女らはどのように生計を立てているのか。自分で敷いたレールの上にあるマネタイズ方法が知りたい。特殊分野で自営を続けるライター・村田らむが神髄を紡ぐ連載の第71回。

タイ人も知らない真相に迫るライター

高田胤臣(たねおみ)さん(42歳)は、タイのルポを中心に活躍するライターだ。

高田さん自身、タイのバンコクに在住し、タイ人の女性と結婚し子供もいる。

また日本人では唯一、救急救命慈善団体「華僑報徳善堂」のボランティアスタッフとして活動している。「華僑報徳善堂」とは1910年に創設された、民間のレスキュー組織だ。ケガ人や病人の病院への搬送や遺体の回収などをしている。

これ以上ないほど、しっかりとタイに根を張ったライターだ。

『亜細亜熱帯怪談』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

これまでには『ベトナム 裏の歩き方』(彩図社)、『バンコクアソビ』(イースト・プレス)など、タイのディープな観光ガイドを上梓している。今年9月に『亜細亜熱帯怪談』(晶文社)という今までの本とは少し毛色の違った本も出版した。

この本はタイを中心としたアジアに伝わる、怪談を集めた本だ。すでに書籍などに載っている怪談をただ集めた本ではない。20年にわたり、高田さんがタイで生活をしながら話を収集し、また霊が現れると噂されるスポットへ足しげく通った中で生まれてきた1冊だ。

日本人にはまったく知られていない伝説や情報がこれでもかとばかりに紹介されている。

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