韓国の若者7人が語る「日本への正直な気持ち」 就職難の中で必死に生きる彼らの本音

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原田:なるほど。じゃあ今、周りですごくはやっているものは何かな?

B君:うーん、すごいスピードで流行が移り変わっていきますからね……。

Eさん:とりあえずフェイスブックはよく使っています。アップするのは辛いもの、チーズ、食べ放題、あとはコストパフォーマンスのいいもの全般(笑)。

原田:今、世界では若者がフェイスブックから離れているなんて言われたりしていて、代わりにインスタやスナップチャットに向かっていると言われたりしているけど、韓国の高校生は結構使ってるんだね。

Eさん:はい。でも韓国の大人たちはフェイスブックをあまり使ってなくて、インスタグラムに移行してるみたいです。

就職率の低さは社会問題

原田:韓国の若者にとって1番の社会問題ってなんですか?

Eさん:就職率の低さですね。新卒でいい会社に就職しようとしても、なかなか難しい。

原田:今の日本は長く続いた少子化の影響によって超売り手市場なので、日本の大学生は簡単に就職できます。韓国も同じように長く少子化が続いている国なのに、なぜそこまで厳しい就職難が続いているんだろう?

A君:企業は、学生がどれだけ勉強してきたかを重視して採用するからです。いい大学じゃないと、まともな会社に就職できません。韓国はたぶん日本よりずっと過酷な競争社会なんです。

原田:日本も韓国も出生率が下がり、少子化が続き、本当は似たような状況に置かれているはずなんだけど、韓国は超就職難で日本は超売り手市場。なんでこんなに真逆の状況になってしまっているんだろうね。

C君:僕の周りでは、生徒の90%が学校以外に塾へ通っています。加えてたくさん自習しないと追いつけません。だから極端な話、高校3年までは勉強しかしていないし、勉強のことしか考えてない。

やりたいことを見据えて進学するというよりは、自分の成績で行ける大学はどこ、という発想でしか進学しない。このように自分のやりたいこと、自分が向いていることは何か?なんて発想を持ったことがないから、就職もうまくいかないんじゃないでしょうか。

原田:ほかに韓国の社会問題だと思うことはありますか。

Fさん:青少年に投票権・選挙権がないことです(注:韓国の選挙権は18歳から)。私たちは大人たちが作った社会の中で生活しているにもかかわらず、その社会に対する決定権がない。これは問題だと思います。

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