B君:それ自体はいいことだと思いますけど、韓流が海外で人気だとしても僕は興味がありません(笑)。
C君:BTSがアメリカや日本など海外でも人気だというのはニュースでよく見るんですが、正直、実感がないです。なぜ韓国のグループが世界で?と。
原田:BTSファンの日本人の若者は本当にたくさんいますよ。韓国人女性のメイクや韓国人のイケメンに興味がある日本の若者女子も。ちょうど今日、春休みを利用してソウルに旅行に来ていた知り合いの日本の女子高生たちと話す機会があったのだけれど、韓国人のイケメンを探しにソウルに来たと言ってました。「カフェのウエイターにも好みのイケメンがいた」とか言って、かなり盛り上がっていましたよ。
Eさん:BTSを見てカッコいいと思って来てるんだとしたら、それは間違い。一般の韓国人の男はそんなにかっこよくないですよ(笑)。
Gさん:ただ、かつて「冬のソナタ」などの韓国ドラマを見て韓国語を習う日本人が増えたなんて話を聞くと、韓国文化の影響はすごいんだと感じます。自分たちは韓国にいるからそのすごさにあまり気づかないんですが。
「インサ」と「アサ」とは?
原田:韓国の若者トレンドについて聞かせてもらえませんか?
A君:韓国の若者たちは、変なもの、変わったものを「インサ」と呼び、はやらせるんですよ。
原田:インサ?
D君:インサはinsiderの略で、クループや団体などによくなじんで遊ぶ人、社交性のある人のことです。反対がoutsiderの略でアサ。団体になじめず1人でいる人のことで、ご飯も1人で食べます。
原田:ははあ、日本で言うと、インサは「パリピ(パーティーピープル)」、アサが「パンピー(一般人)」の中でも社交性がない「ぼっち」のことでしょうかね。
B君:インサは無理して流行を作ろうとしているというより、その人自身が個性的で、彼らが飛びつくものは結果的にはやってしまう、みたいな感じですね。
原田:となると、インサはむしろパリピより上位の「フィクサー」みたいな感じかもしれない。
D君:インサ、アサは学生の間でよく使われる言葉ですね。高校生でも使いますが、とくに大学のオリエンテーション後にインサかアサに分かれると聞いています。
C君:成績を上げるために勉強に集中したり、奨学金や資格を取るため自発的にアウトサイダーになる人は「自発的アサ」と言われます。
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