「えー、あー」が話し中つい出てしまう人の対処 頻繁に繰り返されることで相手も不快に
「心(感情・性格)」「思考」「声」のうち、たった1つの状態が悪いだけでフィラーが出る可能性が高まるのに、3つ全部がこのような状態であれば、確実にフィラーは出るでしょう。
ただし、どれか1つが不安定でも、残りの2つがそれを十分に補うことができれば、フィラーを防ぐことができます。これは1つの安心材料として存在します。例えば、緊張していても話す内容がきちっと決まっており、元気よく大きな声で話すことができれば、フィラーは出にくいですし、出たとしても聞き手はあまり気になりません。
説得力や評価がアップ!
いくら話す内容がよかったとしても、余計な〈えー〉〈あー〉が頻繁に入ってきたら、残念ながらカッコ悪い、自信なさげ、頼りない、本心を言っていないのではないか……、といった評価を下されてしまいます。
しかし逆に考えれば、スピーチや会話の内容に悩む前に、ひとまずフィラーを出さない話し方を身に付ければ、それだけで自信にあふれたように見え、話の内容も格調高く感じられ、「デキる人」として評価されます。例えば、
朝礼のスピーチで拍手が出ます。
上司への報告が的確だと評価されます。
ミーティングの進行役を指名されます。
乾杯の発声を指名されます。
会の締めのあいさつを任されます。
そして就職面接で、昇進昇格試験で、審査官の前でのプレゼンテーションで、心が決まっている人と思われます。
それによってキャリアアップの可能性が生まれ、あなたの人生が大きく開けていきます。
拙著『スピーチや会話の「えーっと」がなくなる本』では、フィラーを出さないためのテクニック、トレーニング法について詳しく解説しています。
しかし、まずは先に解説したフィラー発生のメカニズムを頭に入れるところからスタートです。自身の「心(感情・性格)」「思考」「声」はしっかり同期しているか、不安定なところがないかなど、自身の傾向を把握することから始めてみてください。
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