「自分でやりたい中毒」から今度こそ抜ける方法

プレイングマネジャーに必要な「3つの心得」

部下の能力を伸ばすために重要なのは何か、解説していきます(写真: Kazpon/PIXTA)
「リーダーシップ」や「部下育成」「チームマネジメント」の本を読んでも、やることが増えるばかりで、一向に仕事がラクにならない……そう嘆くプレイングマネジャーは少なくないのでは? 
それは、プレイングマネジャーの仕事と、専任マネジャーの仕事とはまったくの別物だからだと指摘するのは、『メンバーが勝手に動く最高のチームをつくる プレイングマネジャーの基本』著者の伊庭正康氏です。そんな伊庭氏に、「プレイングマネジャーに必要な3つの心得」を聞きました。

自らも走りながら部下をマネジメントするプレイングマネジャーは、専属マネジャーのやり方でも、プレイヤーとしてのやり方でもない、特別なやり方が必要となります。

私自身の経験の中で編み出した、‟プレイングマネジャーのための働き方のノウハウ“には、基本となる「5つの心得」があります。

今回は、その中から重要な「3つ」をお伝えしましょう。

心得①「自分でやってしまいたい」を捨てる

まず、1つ目の大きな問題は、マネジャーの「自分でやりたい中毒」です。

あなたは、自分のプレイヤーとしての業務について、少なからず自信を持っているのではないでしょうか。そんな、プレイヤーとして結果を残してきたマネジャーほど、気をつけなければならないことがあります。

それは、「自分でやってしまいたい衝動」に駆られやすいことです。私はこれをプレイングマネジャーが陥りやすい、「自分でやりたい中毒」と呼んでいます。

この衝動こそが、「いつも忙しい」「部下が育たない」という、あなたを悩ませる問題を引き起こす元凶なのです。

じつは、プレイングマネジャーが抱える問題のほとんどは、この「自分でやりたい」という衝動を抑えることさえできれば解決します。これは、私自身の経験だけでなく、研修講師として、これまで数多くの職場を観察して確信したことです。

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