マルハニチロは危機感足りない!でもお土産はラッキー
【1月30日(木)】FOMC(連邦公開市場委員会)の量的緩和追加縮小決定(債券購入額を100億ドル縮小し、月650億ドルにする)で、NYダウは一時200ドル超安、終値は189ドル安の1万5738ドル、一時、1ドル=101円台。10時、マルハニチロホールディングスの臨時株主総会へ行く。会場入口では、多くのマスコミ関係者がいて緊張感のある異様な雰囲気。今日のニュースで映るかも。
今回の事件について役員一同、陳謝していたが、総会に出て感じたことは、商品から異臭の連絡があってから回収発表するまで1カ月半もかかっていることに、会社経営陣は危機感が足りないと思った。カネボウ化粧品の白斑被害だって対応の遅れが被害拡大を招いてしまった。また、2007年12月下旬に起きた中国ギョウザの事件では、中国だから農薬混入事件が起きて、日本工場で生産されたのなら「安心」というようなことだった思うが、残念ながら日本製でも同じことが起きてしまい、もはや安心ではなくなった。
中国で起きた事件が、教訓として生かされなかったことは残念だ。事件の起きたアクリフーズは、もともと雪印の子会社でニチロが子会社化し、2007年マルハと合併し現在のようになった。今日の総会で、4月からマルハニチロ食品とアクリフーズは合併し、アクリフーズは吸収合併消滅となるが、この事件を風化させず、二度とこのようなことが起きないような対策を望む。総会は、11時20分終了。なんと自社製品のおみやげが配られた。臨時株主総会で期待していなかったので、うれしい。日経平均は、376円安の1万5007円と大暴落。マルハニチロホールディングスの終値は、172円の2円安。
【1月31日(金)】NYダウは109ドル高の1万5848ドルと反発。米GDP(10~12月、3.2%増)の伸びを好感した。個人消費、輸出伸びる。しかし、月末、週末の日経平均は、92円安の1万4914円と続落。1月月間のNYダウは877ドル安で、リーマンショック直後の2009年2月以来の下落幅。1月月間の日経平均は1376円安で2008年10月以来の下落幅となった。日経平均株価の下値メドは、12カ月移動平均の1万4000円辺りか?
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