日経平均の下値は1万4000円? マルハニチロ経営陣は、危機感が足りない!

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立春が近いのに、日本にも大寒波到来か

【1月25日(土)】午前3時、日経225先物3月限終値は、1万5020円の420円安と大暴落。NYダウは318ドル安の1万5879ドルと大暴落。1ドル=102円29銭、1ユーロ=139円92銭。日本株式市場にも大寒波到来、世界同時株安か? 今週は1週間で日経平均を342.9円下げ、週足3週連続陰線。マルハニチロホールディングス(1334)の農薬を混入した契約社員逮捕と報道。また、営業利益予想を下方修正(前期比横ばいの約120億円で従来予想比では、約2割引き下げる)。株主としては、ホッとした。

【1月27日(月)】暴落スタート! 日経225先物3月限は、490円安の1万4950円で寄り付き、寄付きでラージ1枚買った。日経225先物はパニック的な売りでリバウンドを取る戦略。昨日、マルハニチロホールディングス事件の容疑者逮捕で、本日の終値177円(前日比変わらず)。2013年の貿易赤字、11兆4745億円と過去最大。日経平均は385円安の1万5005円と3日大幅続落。一時、2カ月ぶりに1万5000円割れ。東証1部銘柄の98%が値下がり。日経225先物、500円安の1万4940円と最近、500円安という暴落にも見慣れてきた感じ。

【1月28日(火)】午前2時22分、日経225先物3月限は1万4780円(160円安)の安値つける。NYダウは、41ドル安の1万5837ドルと続落。新興国情勢や一段の量的緩和縮小への警戒感が根強い。日経平均は25円安の1万4980円と、4日続落と下げ止まらず。

再度の1万5000円割れ! 売っておいてよかった

【1月29日(水)】NYダウは、90ドル高の1万5928ドルと反発。9時、日経225先物を寄り付きの1万5200円で1枚売り、24万9440円の利益確定。おこずかいゲット! 買いは1月27日の寄り付きで、1万4950円。日経平均は403円高の1万5383円と5日ぶり反発。上げ幅は昨年9月3日の405円以来の大きさ。トルコの中央銀行が大幅利上げ(7.75%から4.25%上げて12%)し、通貨安を阻止する姿勢を鮮明にしたことを好感した。

トルコは金利が年12%なんて、日本の銀行のカードローン金利のような利息だな。物価が上昇しなければ、1億円もあれば毎月金利が100万円も入ってきて、運用しなくても金利収入だけで生活ができそうだ。23時11分、なんと日経225先物は、460円安の1万4920円と昼の大幅高を一夜にして消し、目を疑うような展開。23時28分、1ドル=102円14銭、1ユーロ=139円58銭と円高進む。大波乱の1日となった。今日の寄付きで日経225先物を売り、そのまま大引けまでさらに上昇したときは、もうちょっと粘ればよかったかなと思ったけど、夜の下げをみたら、売っておいてよかったと思った。

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