リプトン「果物入りアイスティー」が話題の理由 表参道の限定ショップに人はなぜ並ぶのか

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スパイスも数種類から自由に選ぶことができる。よくあるシナモンのほか、ターメリックなど、「紅茶に合うのだろうか」と首をかしげたくなるるようなスパイスも並ぶ。予想外に相性がよく、さっぱりした味わいも楽しめるそうだ。

容器は使い捨てのプラスチックカップ以外に、エコロジーなオリジナルタンブラーでも楽しむことができる。

今年はタンブラーデザイン用の特設ECサイトを開設。全111種類のスタンプやロゴ全35種類を組み合わせて、自分好みにオリジナルデザインのタンブラーを作成できるという。

このように、まさにカスタマイズ尽くしのサービスが幅広い客層からの支持を獲得。青山通りに面したショップ前では、思い思いのデザイン、組み合わせのフルーツインティーを片手に自撮りする人が引きも切らないといった状態だ。

トッピングの過程を観察できるのも楽しみの1つ

さまざまな味を楽しみたくなるため、リピート率の高さにもつながっている。

スペシャルティーはカスタムメニューでは作れない、おすすめの組み合わせで構成されている特別メニュー。左からアールグレイティーベースのイエロー、ルイボスティーベースのレッド、グリーンティーベースのグリーン(編集部撮影)

種類が多すぎて迷う場合は、おすすめの組み合わせで構成されているスペシャルティーを選ぶとよい。筆者などもそうだが、多すぎるメニューの中から選ぶのを「ちょっと面倒」と思う向きもあるだろう。しかし実際のところ、スペシャルティーを選ぶのは客のうちおよそ4割という。

カスタマイズで課題となるのが、オペレーションが煩雑になることだ。客が選んで注文するまで、そして商品をつくりあげて、提供するのにも時間がかかる。

「すでに4回目ですので、熟練のスタッフを中心に、効率的なオペレーションが確立されています。また、1つひとつ組み合わせながら、センスよくトッピングする過程を目の前で観察できるのも、お客様にとって楽しみな時間のようです。その様子を写真に撮っている方も多いですね」(中西氏)

製作過程をショー化して付加価値とする手法については、今や16店舗を展開するキャンディショップのパパブブレや、原宿で今も行列のできるロールアイスクリームファクトリーですでに効果が実証されているところだ。

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