車好きでも意外にわかってないタイヤの重要性

路面との唯一の接点だからこそ本当に奥深い

タイヤの重要性と魅力について、自動車ジャーナリストの岡崎氏にお話を伺った(写真:溝呂木陽)
クルマ好きでも意外によくわかっていないのがタイヤ。レジェンドジャーナリストの岡崎さんも、あるときまでタイヤをあまり気にしていなかったそう。それが変わったきっかけと、それによって変わったクルマの感じ方とは?

タイヤテストは苦闘の連続だった

「クルマと路面の接点は唯一タイヤのみ」……となれば、タイヤの良し悪し、タイヤとの相性によって、クルマのパフォーマンスが大きく影響を受けることは必然だ。

とはいえ、タイヤの重要性を意識/認識している人はごく少数派と言っていい。多くの人たちが、タイヤに対して気に懸けることと言えば、せいぜい空気圧と摩耗といった辺りだけだろう。

もうひとつ加えるなら、メーカーとブランド。大きいメーカーの方が安心できるといった人は多いはずだし、スポーツ系タイヤはブランドの知名度が選択を左右するはずだ。

本記事はLEON.JPの提供記事です

僕の過去を振り返ってみても、タイヤに強い関心を持ったのは、自動車ジャーナリストを職として選び、多くのクルマと真剣に向き合うようになってから。それも、初めから真剣だったわけではない。数年の時を経てからだ。

16才で免許証を取り、24才で自動車ジャーナリストになり、それから数年を経て……だから、クルマに乗り始めて10年くらいは、タイヤの知識はほとんどなかったことになる。

初めて「タイヤ」を意識させられたのは、第1回日本GP(1963年)。ダンロップ、ミシュラン、ピレリの名は知ってはいたが、BSやヨコハマとは違う存在感、、格上感とでもいうのだろうか、、を感じたのは初めてだった。

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