7月、ホンダが軽自動車「N-WGN(エヌ・ワゴン)」をフルモデルチェンジする。
今年は軽自動車の新型ハイトワゴンが目白押しだ。この春に発売された日産デイズと三菱eKワゴンの評判は高く、ダイハツのタントも事前告知をするテレビCMが放映されている。N-WGNについても公開されている写真や情報を見る限りにおいて、競合他社と比べても甲乙つけがたい商品力を備えているようだ。
初代は魅力が十分に伝わっていなかった?
ホンダは、N-WGNより先にN-BOXのフルモデルチェンジを一昨年に行って、これが軽自動車販売1位を記録している。続いて、N-BOXをベースにした商用軽自動車のN-VANを2018年に発売し、こちらも高評価を受けている。
全国軽自動車協会連合会(全軽自協)の軽四輪車通称名別新車販売確報を見てみると、N-WGNの2018年の年間販売成績は6.3万台で10位にとどまり、首位N-BOXの4分の1以下の台数でしかない。初代N-WGNは、その存在意義や魅力が十分に消費者へ伝わっていなかった可能性もある。
そもそも、同じ軽自動車の乗用ハイトワゴンとして、N-BOXとN-WGNは何が違うのか。ホンダによれば、N-BOXは家族のためのクルマであり、N-WGNは個人が1人で使うなどパーソナルな位置づけであるという。
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