投影しない「プラネタリウム」は何がすごいのか コニカミノルタがドーム型ディスプレイ販売

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工場で試験的に映像を表示しているドーム型LEDシステム(写真:コニカミノルタ)

アポロ11号が月面着陸を果たしてから50年。東京都文京区にある宇宙ミュージアムTeNQでは、7月中旬から民間月面探査を目指すiSpace社による特別展示が開催されるなど、国内の科学館でも関連イベントが開催されている。

プラネタリウムを導入している各地の科学館ではアポロ11号や月面を描いた作品を相次ぎ投影。夏休みを過ごす人たちを宇宙に誘い、夢やロマンをもたらしそうだ。そんなプラネタリウムの世界で今、技術革新が起きつつある。

過熱する「映像表現」競争

オフィス向け複合機大手のコニカミノルタの子会社でプラネタリウム機器を製造・販売するコニカミノルタプラネタリウムは、7月からドーム型のLEDディスプレイの販売を開始する。

LEDディスプレイによって、より高画質・高輝度の映像体験が実現。画像はイメージ(写真:コニカミノルタ)

従来のプラネタリウムはドーム型のスクリーンにプロジェクターなど投映機から発した光を映し出して映像を流す。それに対し、ドーム型のLEDディスプレイは、光や映像を投影することなく、画面上に直接星空を映し出すことで、より高画質の映像表現を実現できる。

今回販売するLEDドームシステムは中国の南京を拠点にLED商品を製造・販売する南京洛普(LOPU社)が世界で初めて開発したものだ。LEDドームシステムはA4サイズほどのLEDパネルを組み合わせることでドーム型のディスプレイにしていく構造。日本の計測技術研究所が輸入総代理店をつとめ、コニカミノルタプラネタリウムが日本と韓国で独占販売する。

とはいえ、プロジェクターでも質の高い映像表現はできている。代表的な例が、東京・お台場に開館したデジタルアート専門の美術館「チームラボボーダレス」だ。

デジタルアート製作会社のチームラボによるもので、セイコーエプソンがプロジェクターを提供しており、開館からわずか5カ月で来場者が100万人を超えるなどプロジェクターの投影映像の質の高さを見せつけた。

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