「なかなか決められない人」と決断できる人の差

あなたが「物事を決断できない」5つの理由

「告白してフラれたらどうしよう?」

「営業に行って買ってもらえなかったらどうしよう?」

そんなふうに考えることによって成功する確率が上がるのであれば、それは意味のあることでしょう。しかし実際問題として、「フラれたらどうしよう?」「買ってもらえなかったらどうしよう?」と考えたところで、成功確率は上がりません。

だから、そんなことは考えても意味がない、考えても仕方がないということを、行動できる人は知っているのです。行動できる人の視点は前向きです。「うまくいかなかったら、どうしよう?」ではなく、「どうすれば、うまくいくか?」ということに、つねにフォーカスしているのです。

ポイント:ネガティブなことを考えても、成功確率は上がらない

失敗を極端に恐れるのはNGだ

2.  決められない人:失敗を極端に恐れる
     決断できる人:「人間万事塞翁が馬」と思っている

失敗を恐れて行動できない人の話をしましたが、そもそも、失敗を恐れて決断ができない人も多いようです。皆さんもそんな経験はありませんか? しかし、その決断が失敗につながるかどうかは誰にもわかりません。さらに、たとえ失敗したとしても、それがかえっていい結果につながるということもあります。

「人間万事塞翁が馬」という中国の故事をご存じでしょうか。簡単にいうと、次のような話です。

昔、中国北方の城塞の近くに占いの上手な老人が住んでいました。

あるとき、その老人が飼っていた馬が逃げ出してしまったため、近所の人たちが気の毒がると、その老人は残念がる様子もなく「このことが幸福につながらないとも限らない」と言いました。

のちに、逃げた馬は野生のすばらしい馬を連れて戻ってきました。近所の人たちがお祝いを言いに行くと、老人は「これが災いのもとになるかもしれない」と言いました。

すると今度は、その馬に乗った老人の息子が、落馬して足の骨を折ってしまいました。近所の人たちがお見舞いに行くと、その老人は「これが幸福のもとになるかもしれない」と言ったのです。

それから1年後、隣の国の軍隊が攻め込んできて戦争となり、近所に住んでいる息子の友達であった若者たちはほとんどが戦死してしまいました。しかし、足の骨を折っていた老人の息子は兵役を免れたため、戦死しなくてすんだのです。

老人の馬は、福から災いへ、そしてまた災いから福へと、老人の運命に変化をもたらしたわけですが、このようなことは長い人生の中ではよくあることです。

「気になる異性に告白したらフラれてしまった。でも、そのおかげでもっとステキな相手に巡り合うことができた」「仕事でミスをして、違う部署に異動になってしまった。でも、そのおかげで天職と出会うことができた」といった話もよく聞きます。

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