「なかなか決められない人」と決断できる人の差 あなたが「物事を決断できない」5つの理由

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物事を素早く決断するための5つのポイントを解説します(写真:himi/PIXTA)
あなたは物事を「すぐに決められる」ほうですか? それとも、「なかなか決められない」ほうですか? 「すぐに決められる」という方も、もしかしたら、「決めている」と思っているだけで、本当は「決めていない」かもしれないそうです。「決められない人」と「決められる人」の違いはどこにあるのでしょうか。柳生雄寛氏の著書『なかなか自分で決められない人のための「決める」技術』から一部抜粋し、「決められない理由」について解説します。

素早く正しい決断ができるようになれば、これまで無駄に使っていた決断までの時間が短縮され、時間をもっと有効に使うことができるようになります。

さらに、決断力を身につける過程で、あなたなりの価値観の整理もできますので、自分の価値観を再認識でき、自分の価値観に合った充実した人生を送ることもできるようになるでしょう。ここでは、あなたが決められない理由を5つに絞ってお伝えします。

決められない人、決断できる人の差

1.  決められない人:悪いほうへ悪いほうへと考える
     決断できる人:考えても仕方のないことは考えない

世の中には、あれこれと悩んだ揚げ句に、不安になってしまい、なかなか行動できない人がいます。わかりやすい例で言うと、憧れの異性がいて、その人と付き合いたいけれど、「告白してフラれたらどうしよう?」などとネガティブなことを考えてしまって、「告白する」という行動がなかなかとれないでいる、というようなケースです。

これと同じようなことは、ビジネスシーンでもたくさんあります。

「営業に行って買ってもらえなかったらどうしよう?」

「あの人に仕事をお願いして断られたらどうしよう?」

「テレアポをしてガチャンと切られたらどうしよう?」

「新しいことを始めて失敗したらどうしよう?」……

このように「うまくいかなかったら、どうしよう?」と悩んでしまって、なかなか行動できなかった経験、皆さんにもあるのではないでしょうか。このように悪いほうへ悪いほうへと考えてしまって行動できなくなっている人は、本当にたくさんいます。

この原因は単純です。それは、「考えても仕方のないことを考えてしまっているだけ」ということです。これに対して、行動できる人は、考えても仕方のないことは考えません。

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