「なかなか決められない人」と決断できる人の差 あなたが「物事を決断できない」5つの理由

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
5.  決められない人:目的があいまい
     決断できる人:目的が明確になっている

目的が明確に決まっていないために決められない、というケースもあります。例えば、将来、サッカー選手になりたいのか、野球選手になりたいのかによって、トレーニングの方法は全然違ってきます。だから、仮にトレーニングをしようと思ったとしても、どんなトレーニングをすればいいのかが決められないわけです。

勉強もそうですね。将来、医者になりたいのか、弁護士になりたいのかによって、勉強すべき内容は変わってきます。また、目的がはっきりしないから、行くべき大学も決められないわけです。

もっと身近な話でいうと、ダイエットもそうでしょう。ただ漠然と「やせたい」とか「ダイエットしなきゃ」と思っている人は、いつまでたってもダイエットをするという決断ができません。何のためにダイエットをするのかという目的が明確になっていない人は、なかなか決断できないのです。

目的が決まらないと目標も決まらない

さらにいうと、仮にダイエットをするという決断をしたとしても、「いつまでに、何キロやせる」という目標が明確になっていなければ、どんな方法でダイエットすればいいかを決めることができません。ちなみに、目標は目的を達成するための通過点ですので、目的が決まらなければ目標も決まらないのです。

もちろん、仕事も同じです。テレアポの電話を1本かけるにしても、目的が漠然としていては、その場で契約を取るためのトークをすればいいのか、まずは会う約束をするためのトークをすればいいかがはっきりしません。その際、テレアポの目的が明確になっていれば、自ずとトークの内容も決まってくるわけです。

何かを決断するうえで、目的はとても重要です。目的が明確になっていれば、その目的に合っているかどうかでその決断の正しさを判断することができるからです。逆に、目的が明確でない人は、照らし合わせる基準がないため、なかなか重要な決断ができないといっても過言ではないでしょう。

ポイント:目的が明確になっていれば、決断もしやすい

多くの人は「決める」と「思っている」を混同しています。決めたと思っているだけで、実際には決めていないことが多いのです。

『なかなか自分で決められない人のための「決める」技術 』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

本当の「決める」には、行動が伴います。「決める」と「やる」はセットなので、行動の伴わないものは、決めたとは言いません。ただ思っているだけです。このような「思っているだけ」を「決める」に変え、さらに決めたことを「続けて」いくことで、あなたはあなたの望む幸せと、その先にある成功を手に入れることができるのです。そして、そのためのノウハウの根幹を成すものが、マーケティングとマネジメントなのです。

「自分の人生の経営者は自分自身」です。自分の人生を成功へと導くための舵取りをするのは、ほかの誰でもないあなた自身なのです。

柳生 雄寛 実践経営コンサルタント

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

やぎゅう たけとも / Taketomo Yagyu

神戸生まれ神戸育ち。19歳のときに起業。イベント企画、人材派遣、飲食店経営、通信関連事業、輸入代行業などの事業を立ち上げた後、船井総合研究所に入社。マーケティング、マネジメント、ブランディングなどの実践経営ノウハウを体系的に習得し、1日のコンサルティング報酬が35万円以上というトップコンサルタントとなる。経営の経験を持つ希少なコンサルタントの価値を活かし、業種業態や規模を問わず切れ味鋭いアドバイスで高い評価を得る。その後、独立し「人生は、誰と出会うかで決まる!」をコンセプトにマックスビジョンを設立。経営コンサルタント養成講座「サムライコンサル塾」塾長。まず幸せを手に入れ、その延長線上にある成功を目指すための「成功塾(商標登録済み)」主宰。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事