なぜ若者は「河野太郎外相」を高く評価するのか 政治家のSNS活用が人気に影響し始めている

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原田:河野太郎外務大臣はTwitterでの投稿が話題になることが多いですね。この5月、「朝の3時半に帰宅したら、愚息が全力でベーコンと叫んでいた。どうしたいんだ?」「ああ、ベーコンは、結局、^%£$+*・!%」と暗号みたいなツイートをして、話題になっていました。インスタのほうはあまり特徴がないですが。

“ゆうこすみ”を感じる河野太郎、応援したくなる甘利明

富山:ノリもいいですよね。一般人のコメントを茶目っ気たっぷりに引用リツイートしてますし。

須藤:河野太郎さんの演説会の抽選に落ちた人に対して「そんなに抽選に落ちる人いるんだ。落ちた人たちでおちゃでもするかな」って(笑)。

松崎:政治家って真面目で堅物で、難しい漢字ばかり書くイメージですけど「おちゃでも」と平仮名。こういうところにユルさ、親近感を覚えます。

河野太郎外相のTwitterは、若者たちから好評(写真:筆者提供)

原田:「お茶」を「おちゃ」って書くと好感度上がるんだ(笑)。河野大臣がもしわかってそれをやっているなら凄すぎる。

須藤:とてもネットに慣れてる感じがしますね。

松崎:“ゆうこすみ”を感じます。

原田:“ゆうこすみ”! インフルエンサーの「ゆうこす」さんっぽいってことね。ゆうこすさん、もうそんな単語にまでなってしまっているんだ。 

浅見:私が好きなのは、河野外務大臣が会議の写真を投稿して「私を探せ」というもの。大事な会議の場なのに、面白いなと思いました。

原田:「おふざけ」と「親近感」は紙一重だから、大変だ。SNSによる情報発信はマストになる時代とはいえ、自分でパソコンを開いたこともない政治家がいる現状、政党あるいは政治家個人がプロの協力なく自ら発信すると、大事故につながってしまう可能性もある。

「おふざけ」ととらえられず、「親近感」を抱かれるにはどうしたらいいかの研究を各政党はしていかないといけないね。

そう言えば、「#自民党2019」プロジェクトリーダーの甘利明選対委員長も、Twitterの動画で「ヒロシです、じゃなかった甘利です」って、芸人のヒロシさんのネタを真似してボケてたね。あれはどうだったんだろう?

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