ドイツのモノづくりはこんなにも幅広く奥深い 思わず話したくなるドイツ製品の蘊蓄100章

✎ 1〜 ✎ 111 ✎ 112 ✎ 113 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

41. 株式を公開しない製薬会社として世界最大といわれるのが1885年設立の「ベリンガーインゲルハイム」だ

42. インゲルハイムを本拠地に医療用医薬品、一般医薬品、動物薬のほかバイオ医薬品分野での活躍も目覚ましい

43. 電機部門でドイツを代表する「シーメンス」は世界で初めて電車を製造、1881年には営業運転を開始している

44. ミュンヘンに本社を置き、鉄道車両のVVVFインバーターやMRI装置、補聴器等でも市場を占有している

45. 赤ロゴの電気工具で知られる「ボッシュ」は1886年ロバート・ボッシュが創業。ゲルリンゲンに本社を持つ

46. 自動車機器、産業機器、消費財、建築関連機器を主要製品に、業界では世界最大のシェアを誇っている

47. IBM出身の5名のエンジニアによって1972年に設立された「SAP」は欧州最大級のソフトウェア会社である

48. ヴァルドルフに本社を置き、主にビジネス向けソフトウェアの開発を手掛け、ERP分野では世界一といわれる

技術の高さでシェアを誇る光学機器や化学品関連製品

49. 光学機器メーカー「カール・ツァイス」は1846年にカール・フリードリヒ・ツァイスがイェーナで創業した

50. 顕微鏡工房にはじまり、1923年には世界初の近代的プラネタリウムを製造。眼鏡、写真レンズの人気も高い

51. 高級レンジファインダーカメラ〈Mシリーズ〉や一眼レフカメラ〈Rシリーズ〉等を開発・販売する「ライカ」

現在も賛美されているライカ M3(写真:Stratol/iStock)

52. 顕微鏡メーカーを前身にカメラ製造に着手したのは1905年。1953年発売「ライカM3」は現在も賛美される

53. 一方、映画用カメラメーカーとして世界のプロから信頼を集めるのが1917年創業の「アーノルド&リヒター」

54. 本社はミュンヘンにあり、1967年以降「アカデミー賞アカデミー科学技術賞」を13回も受賞している

55. 1912年に設立され、ヘッセン州に本拠地を置くヘルスケア企業グループ「フレゼニウス」は4企業から成る

56. うちフレゼニウス・メディカルケアが製造販売を行う人工透析装置&関連機器は世界シェア約40%を占める

57. 世界最大の総合化学メーカー「BASF」は1865年マンハイムで創業し、1913年にアンモニアの生産を開始した

58. BASFのレパートリーはドイツの化学会社でも特に多く化学品から石油・ガス事業、高機能製品等も扱う

59. 建設機械メーカー「リープヘル」は、13歳から職人の道に入ったハンス・リープヘルが1949年に仲間と創業

60. 独自開発した建設用タワークレーンを原点に油圧ショベル、鉱業、家電に至るまで事業を拡大し続けている

次ページ「ヘンケル」や「ケルヒャー」もドイツの企業
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事