ドイツのモノづくりはこんなにも幅広く奥深い 思わず話したくなるドイツ製品の蘊蓄100章

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61. ケイ酸塩を用いた汎用洗剤を最初の製品として若きフリッツ・ヘンケルが1876年に創業した「ヘンケル」

62. 1907年発売の合成洗剤〈Persil〉は洗剤革命ともいわれるが、接着剤の製造販売でも世界最大の売り上げを誇る

63. ヴィンネンデンに本拠を置く「ケルヒャー」は1935年に設立。業務用、家庭用の清掃機器等を製造販売する

64. 1950年に〈高温高圧洗浄機DS350〉を開発し特許を取得。現在では清掃に関わるほぼ全分野を展開している

65. 1899年にギュータスロー近郊で設立された「ミーレ」は洗濯機、食洗器、冷蔵庫等の家電で知られるメーカー

66. 自社製品を自国で製造し内製率が非常に高いことが特徴で、ドイツ社会では就職希望先の上位に挙げられる

67. 日本でも電気シェーバーや電動歯ブラシが人気の「ブラウン」は、1923年にラジオ製造を目的に創業した

68. 1932年複合ラジオとレコードプレーヤーを世に送り出し、電気シェーバーの生産は1950年代に開始された

世界から支持の厚いスポーツ用品メーカー

69. サッカー日本代表のユニフォームでも知られるスポーツ用品メーカー「アディダス」の本社はバイエルン州

70. 靴職人の息子ダスラー兄弟の弟アドルフが1949年に設立し、1965年テニスシューズ〈ハイレット〉を発表

71. このシューズがのちの〈スタン・スミス〉となった。一方、兄ルドルフが立ち上げたのが「プーマ」である

兄弟の分裂がきっかけにスタートした「アディダス」と「プーマ」(写真:GoodLifeStudio/iStock)

72. 兄弟分裂をきっかけにスタートした「アディダス」と「プーマ」だがいずれも世界のスポーツ界の支持は厚い

73. 高級時計ブランド「ランゲ&ゾーネ」はザクセン王国宮廷時計師フェルディナント・アドルフ・ランゲが創始

74. 1845年グラスヒュッテに移住した彼の工房開設をきっかけに、町は精密時計産業の地として発展を遂げた

75. そのグラスヒュッテでドイツの時計メーカーとして主に軍用クロノグラフを製造しているのが「テュチマ」

76. 1939年にドイツ空軍の依頼で開発された〈フリーガークロノグラフ〉の設計思想は現在も引き継がれている

77. 1861年に壁掛け時計メーカーとしてシュテンベルクで創業した「ユンハンス」はドイツ最大の時計メーカー

78. 1972年のミュンヘン五輪では公式サプライヤーを務め、1985年には世界初の置時計式電波時計を誕生させた

79. 現在はスイス傘下にあるが、ドイツ起源の筆記具として「モンブラン」と「ペリカン」は外せない

80. 「モンブラン」は1906年ハンブルクの文房具店主と銀行家、ベルリンのエンジニアの3人で万年筆製造を開始

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