ドイツのモノづくりはこんなにも幅広く奥深い 思わず話したくなるドイツ製品の蘊蓄100章

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81. 1924年モンブランの代表作〈マイスターシュテュック〉を発表した。一方ペリカンはハノーファーで創業

「モンブラン」の万年筆(写真:abalcazar/iStock)

82. 絵具とインク工場からはじまり1929年に筆記具製造を開始。独自のインク吸い入れ方式で人気を呼んだ

83. 製図用万年筆を主に生産している「ロットリング」は1928年創業、ハンブルクに本社を置く筆記具メーカー

84. 長い線をぶれずに引ける精巧なペン先の口金、一定量のインクが出続ける設計が特長で愛好者が絶えない

85. ハイデルベルクに本社を構える「ラミー」は元パーカー社の営業カール・ヨーゼフ・ラミーが1930年に創業

86. 1962年には〈機能によって形づくられるデザイン〉というバウハウスのコンセプトを掲げて革新の道を歩む

87. 「ファーバーカステル」は1761年にニュルンベルクで創業。1851年後継者ローターが鉛筆の基準を作成する

88. これが〈六角形デザインの鉛筆〉で、この長さ、太さ、硬度の基準は現在も世界で使用され続けている

89. マルスのロゴが印象的な筆記具・製図用品メーカー「ステッドラー」もニュルンベルクに本社を置く

90. 早くから環境問題に取り組み、100年以上の歴史あるマルスルモグラフ鉛筆にも森林保護認証地木材を導入

卓越した技術で生まれた世界最高価なヘッドホン

91. 1967年に世界初オープンエア型ヘッドホン〈HD414〉を誕生させた音響機器メーカー「ゼンハイザー」

92. ハノーファーに本社を構え、1991年真空管アンプと組みで世界最高価なヘッドホン〈Orpheus〉を発売した

93. 「性能は倍に、価格は半分に」を社是とする音響機器メーカー「ベリンガー」は1989年ウィリッヒで創業

94. 創業者ユーリ・ベリンガーはロベルトシューマン音楽院出身で、彼が自作したエフェクターがヒットとなった

95. 1924年にベルリンで創業した「ベイヤー」は1937年に世界初となるダイナミック型ヘッドホンを開発した

96. 第2次世界大戦中は操業停止し、本拠をハイルブロンに移して再開。その音響システムは世界で採用されている

97. 中世から刃物の町として有名なゾーリンゲンに本拠を置く刃物メーカー「ツヴィリング J.A.ヘンケルス」

98. 社名の〈ツヴィリング〉はドイツ語で双子を意味し、その双子マークを登録した1731年が創業の年とされる

99. 「シュタイフ」のぬいぐるみは1880年にギンゲン在住のマルガレーテ・シュタイフの手によって誕生した

100. 1903年の発表当時パッとしなかった〈ベア〉だが、アメリカのルーズベルト大統領に贈られて大ブームとなった

(文:寺田 薫/モノ・マガジン2019年8月2日号より転載)

参考文献・HP/「マイスターの国」(河出書房新社)「ドイツ同族大企業」(NTT出版)「万年筆の達人」(枻出版社)「鋼のおはなし」(日本規格協会)、地球の歩き方、OSMO&EDEL、トラスコ中山、旭化成ほか関連HP
モノ・マガジン編集部

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『モノ・マガジン』はワールドフォトプレス社が発行するモノ情報誌。原則、隔週で発行している。公式サイトhttp://www.monomagazine.com/

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