「トレヴィの泉」に入るお金は年間いくら?

「噴水」にまつわる蘊蓄100章

トレヴィの泉で戯れるシーンが有名な映画がありますが、実際に入ると罰金が科せられるってご存じですか?(写真:fazon1/iStock)
モノ情報誌のパイオニア『モノ・マガジン』(ワールドフォトプレス社)と東洋経済オンラインのコラボ企画。ちょいと一杯に役立つアレコレソレ「蘊蓄の箪笥」をお届けしよう。
蘊蓄の箪笥とはひとつのモノとコトのストーリーを100個の引き出しに斬った知識の宝庫。モノ・マガジンで長年続く人気連載だ。今回のテーマは「噴水」。意外と知らない基本中の基本から、あまり知られていない逸話まで。あっという間に身に付く、これぞ究極の知的な暇つぶし。引き出しを覗いたキミはすっかり教養人だ。
この連載の一覧はこちら

01. 池や庭園、公園等に設けられ水を噴出する装置、噴水

02. 噴水とは基本的には人工的に作られたものを指す

03. 英語で噴水を「fountain」と呼ぶように、欧米では「泉」の意を兼ねることが多い

04. 噴水の歴史は古代まで遡り、メソポタミア文明の遺跡から噴水を設ける水盤などが見つかっている

05. 世界七不思議のひとつバビロンの空中庭園では高所まで水を汲み上げ水路を流す技術が使われたともいわれる

06. ローマ神話には「ユトゥルナ」という噴水や泉を司る女神が登場する

07. 古代ギリシャ時代に数学者ヘロンが自然の力を利用した噴水の仕組みを考案、「ヘロンの噴水」と呼ばれる

08. この噴水の仕組みは「サイフォンの原理」により水面の高低差を利用し自然の水圧で水が移動するというもの

ローマの街には5000もの噴水が!

09. たとえばA地点から低い位置(B地点)に水を流し、次にAとBの間にあたるC地点に水を流すとAと同じ高さまで水が噴き上がる現象

10. ヘロンの噴水は、ペットボトルやストローを使って簡単な装置を作ることができる

『モノ・マガジン』7月16日号(7月2日発売)。特集は「水槽道楽」などです。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

11. 古代ローマのコロッセオ周辺に造られた噴水「メタ・スダンス」は剣闘士らが体を洗う場として利用した

12. ローマ帝国時代には公共の噴水に加え、浴場や貴族の邸宅にも噴水が造られるようになり装飾要素が増した

13. ローマには街中に噴水があり、5000カ所を超えるとも

14. ローマ有数の観光名所「トレヴィの泉」はバロック時代に建設された、高さ25m、幅20mの巨大な噴水

15. トレヴィの泉に背を向けて硬貨を1枚投げ入れるとローマ再訪が叶うという伝説は有名

16. トレヴィの名は「3つの道」を表すイタリア語に由来

17. トレヴィの泉は古代ローマの水道の終端点であり、400年以上も人々に水を供給してきた歴史をもつ

18. 映画『甘い生活』のトレヴィの泉で戯れるシーンは映画史に残る名場面だが、実際に水に入ると罰金が科される

19. トレヴィの泉に投げ込まれる硬貨は年間総額140万ユーロ(約1億6000万円)に達する

20. トレヴィの泉の収益は慈善団体に寄付されてきたが、ローマ市が市の財源とする方針を示し論議を呼んでいる

次ページトレヴィの泉は2015年に過去最大の修復工事が完了
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