さて、ここからは競馬ファン御用達のコーナーだ。今週末は今年上半期を締めくくる宝塚記念(G1、23日阪神競馬場11R、芝2200m)だ。古馬中距離路線の実力馬によるグランプリレースで、今年もスターホースが集結している。
このレース、梅雨時のレースということもあって、ひと癖ある結果が出ることが多い。端的に言えば、春先の大阪杯(阪神競馬場、芝2000m)では1着アルアイン、2着キセキという結果になったが、たぶん同じような結果にはならない。暑い季節の湿気を含んだ芝においては、むらっけのある馬が集中力を見せて粘ったり、外枠の意外な馬が飛び込んで来たり、あるいは「タカラヅカ」だけあって牝馬が健闘したりする。
宝塚記念はエタリオウ、リスグラシュー、レイデオロ3頭
そこで狙い目はエタリオウ(3枠3番)。ど根性タイプで、1着には縁のない「シルバーコレクター」だが、ここで初G1を獲得する馬が多いのも宝塚記念の特色である。週末の天気が荒れそうなこともこの馬にはプラス。初騎乗の横山典弘騎手もこのレースには相性が良い。
もう1頭はリスグラシュー(8枠12番)。このレースにおける唯一の牝馬で、昨年秋以降は連を外していない。大外枠のピンク帽という点が、3年前に優勝したマリアライトを髣髴とさせる。
さらにレイデオロ(2枠2番)はドバイ遠征で負けた後とはいえ、さすがに上位に来るのではないか。当日は上記3頭の組み合わせで。馬連か3連複かワイドかは、当日のオッズと馬場状態を見て決めるとしよう。
今年上半期のG1は悔しいレースが多かった。この週末くらいは笑って夏本番を迎えたいものである。
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