上司vs.若者「メール送った」と言うのは必要か 若者の「積もる不満」を上司が気づかない理由
インスタグラムを見ていると、こんな投稿が見つかります。写真は“映える”旅先で撮られた女の子グループのキラキラしたセルフィ。いくつも並べられたハッシュタグの中には「#リア充アピール」の文字。
うかつに投稿して「出た、リア充アピール」「意識高い(笑)」「人と違う自慢、ウザい」などと思われたらショック。だからこそ、一見よくわからない、そしてある意味で非常に高度なセルフツッコミ的防御術を身に付けるようになったのです。
自分でリア充って言っちゃうんだ……と一瞬たじろぎますが、これには理由があるのです。
実は、友達から「うわ。リア充アピールしてるよ」と言われないように、先回りして予防線を張っているんです。若者たちは、自分の一挙手一投足が他人に見られている意識を強く持っています。「友達が見たらどう思うか」をつねに考えてしまうのです。
「それって、やる意味あるんですか?」
「それって、やる意味あるんですか?」
職場で若者をマネジメントする人ならば、多くの人が聞いたことのあるセリフではないでしょうか。イラッとして「いいから言われたことを黙ってやれ!」と言いたくなる人もいるかもしれません。でも、それは一番のタブー。若者にとっては、物事の「意味づけ」がなにより大事だからです。
昨今、マネジメントではよく「目標より目的で語れ」といわれます。例えば「うちの店で売り上げ100万円目指そう!」と言っても、若者は動いてくれません。「私たちの仕事は、お客様のためにあります。お客様の満足が、私たちへの信頼となり、その信頼の積み重ねが100万円の売り上げになるのです」と説明して、やっと腹に落ちるといった具合です。
物事の大小にはこだわりはありません。たとえ小さなことでも、誰かのためになるとわかれば真面目にやりきります。一方、理不尽なことにはものすごいアレルギー反応を示します。
オトナであっても無意味なことはやりたくなくて当然です。しかし仕事においては「とにかくやれ!」という理不尽が通用していました。なぜなら、経済が右肩上がりの時代には、やれば必ずリターンがあると信じられたからです。
しかし今は、先行き不透明な時代。とにかくやってもリターンが返ってくる保証はありません。若者はただ働きたくないのではなく、「やり損」になるリスクを避けるために、ひたすら合理性を求めるのです。
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