上司vs.若者「メール送った」と言うのは必要か 若者の「積もる不満」を上司が気づかない理由
何事も続けることで道が開けると信じて、「石の上にも3年」を地で行っていた時代もありましたが、今の若者は3年も時間を無駄にできません。せいぜい3分です。オトナは時折、若者に修業の機会を与えようとします。
無駄なく最短ルートで成長したい
「まずは1回、自分で考えてみてよ。それから打ち合わせしよう」
なんでもすぐに答えをほしがるな。自分で考えるようになってほしい。そうした悩みの時間や、立ち止まって考えること、それが経験値となって成長につながる。そんな思いで、あえて課題を与えるわけです。
しかし残念ながら、若者にその思いは届きません。「なんだこの無駄なやり取り」と思われるのがオチです。彼らは「無駄なく最短ルートで成長したい」と考えているのです。
インターネットやSNSには、さまざまな情報が存在します。そこには仕事の解もたくさんあると、彼らは信じています。自らが難しいことに挑んで無駄に時間をかけるより、SNS上の友達から答えを聞けばいい。そのほうが仕事も捗るとナチュラルに考えているのが若者です。
5つの特性と20のキーワードから、若者がいったい何を望んでいるのかが見えてきます。彼らは、お互いにフラットな人間関係である「ヨコ社会」を基盤に、「周囲の評価が怖い」けど「自分を見てほしい」という葛藤を抱え、無駄なく合理的に生産性の高い活動をしたいというこだわりを持っているのです。
こうした若者の価値観に立脚してコミュニケーションをとることで、「何を考えているかわからない若者」に対するオトナの悩みやストレスは解消できるでしょう。
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