専業主婦「徳永有美」がテレビに戻り見えた役割

「戦う=頑張って立ち向かって生きていく」

徳永:私はディレクターたちに教えてもらうことって、すごく多いんですよ。ディレクターたちはそれぞれに得意分野があって、そこに対しての思いがこれまでのキャリアや継続取材含めてたくさんあって。なので、取材者であるディレクターの気持ちを伝授してもらいながら、共に取材し、私なりに感じたことを伝えて融合させていく。そうやって1つの特集、ニュースとして伝えるという作業をしたいと強く思うんです。

番組づくりに対する思いを語ってくださった徳永さん(撮影:山内信也)

だから、自分に断固たる思いがあるかというと、それほど強くないかもしれない。スタジオで自然でいたいという思いとつながっているのかもしれないんですが、毎日起こるニュースに対して私の中で優劣をつけたくないというか。フラットでいたいという思いでいます。今はそういう段階かもしれないけど、「この先きっとそういう心持ちにも変化が出てくるのかな?」とも思っています。

それから今大事にしているのは、スタッフや出演者などとの全体の調和です。いろんなことを抱えながらも、熱い思いで大勢のスタッフが作るVTR。VTRで伝えきれなかったことを最後に私たちがスタジオですくい取ってアンカーとして伝えられているのか。まだまだだと思うので、そういうことができる存在でいたいし、スタッフみんなと伝えていきたいという気持ちでいます。

「半年」という助走期間

河崎:現在、取材には出られているのですか。

徳永:半年経ってようやく時間にも余裕が出てきたので、先日、「熊本地震発生から3年」の取材に行ってきました。これから取材も増えていくのではないかと思います。体が慣れるまで半年かかるんですよね。

振り返ると、AbemaTV時代「けやきヒルズ」でも半年経った頃にようやく取材に出ているんです。そう思うと半年で順当に漕ぎ着けたとも考えられますね。自分のやりたいことというのは自分が知る世界だけに、ある意味、想像の範囲内で深めていく感じなのですが、取材を通して自分の知らなかった世界に飛び込んでいけることは、この仕事をやっているからこその出会いであり想像をはるかに超える感触がそこにはあります。そしてそれらに触れると「伝えたい」という気持ちが強くなっていく。そんなイメージです。

河崎:本気でニュースに取り組んでいるチームに恵まれて、そのチームワークの中でのご自身のポジションや役割をとても強く意識している、という感じですね。

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