「何よりも物理的に大変で、40の壁を感じていますね」
河崎環(以下、河崎):いま平成が終わり令和が始まる中で、人口動態統計上もぶ厚い層で働き盛りである40代女性の元気な姿があちこちで目に入ってきます。専業主婦の再挑戦は、私が6月15日に出す新刊『オタク中年女子のすすめ #40女よ大志を抱け』で取り上げたテーマの1つでもあります。
11年間の専業主婦時代を経験して、まだ小さいお子さんがいる徳永さんが報道ステーションのキャスターに選ばれたのは、まさにそうです。ママ友のような近しさと、「核」となる帰る場所がある安定感を持った等身大の女性が報ステの看板を背負っている。率直に言って、いま毎日大変ではないですか?
徳永有美(以下、徳永):いろんな意味で、毎日限界点と戦っています。何よりも物理的に大変で、40の壁を感じていますね。20代の時に古舘さんの報道ステーションでスポーツコーナーを担当していたときは、毎晩のようにスタッフと反省会をしてご飯を食べに行って、お酒を飲んでいたんですけれど、今、それをやると翌朝がもう大変(笑)。
朝5時半に子どものお弁当を作る毎日なので、たまに夜中に仕事の流れでご飯を食べに行くと疲れや睡眠不足が顔に出て、結局自分に返ってくるんです。家のことをあれこれ済ませて、15時頃局に入る。そして放送後、局を出られるのは24時前後。自宅に帰っても興奮してすぐには寝られないですし。
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