専業主婦「徳永有美」がテレビに戻り見えた役割 「戦う=頑張って立ち向かって生きていく」

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河崎:だからなのでしょうか、すごくスッキリした表情をされています。

徳永:何もないんです(笑)。隠すものが何もないんです、本当に。「こんな私でいかがでしょうか」ドン、って感じなので、はい(笑)。

戦う=立ち向かって生きていく

河崎:令和になるこのタイミングで、徳永さんのような女性がキャスターでいらっしゃるということに私はすごく勇気を感じております。

徳永:本当に……戦いです。いまの時代、戦いなんて言ってるとダサいかもしれないけれど、「戦う=頑張って立ち向かって生きていく」と捉えています。そうじゃないと生きていけないです……。

河崎:……最近何かはまっていることあります?

徳永:ないです(即答)。まったくないです。

河崎:それはやはり、もうそんな時間がないと……。ごめんなさい、甘ったれたこと言って(笑)。

徳永:あはは(笑)。むしろ、そういうのが必要なんだと思います。最近本当に楽しいのは、帰宅後に自分のオンエアチェックして、そのあとに他局の番組をチェックするのがいちばん楽しい時間です。

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河崎:そうなんですか……それって仕事ですよね……。

徳永:他のニュース番組は報ステとはニュースの並びが違ったり、切り口が違ったり、コメントもスタジオの展開も違ったりするわけで、なるほどな、と。テレビ朝日のアナウンサー時代から、スタッフと一緒に取材に行って取材先でいろんな思いや経験をして、それをさらにスタッフとあれこれ議論して、番組を作っていく作業が自分は大好きなんです。

決して、1人ではできない。1人でできるわけがない。みんなで感化し合って、知恵を出し合って、いいモノを作り出したい。その思い1つで今、頑張っている気がします。

河崎 環 フリーライター、コラムニスト

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かわさき たまき / Tamaki Kawasaki

1973年京都生まれ、神奈川県育ち。桜蔭高校から親の転勤で大阪府立高へ転校。慶應義塾大学総合政策学部卒。欧州2カ国(スイス、英国ロンドン)での暮らしを経て帰国後、Webメディア、新聞雑誌、企業オウンドメディア、テレビ・ラジオなどで執筆・出演多数。多岐にわたる分野での記事・コラム執筆をつづけている。子どもは、長女、長男の2人。著書に『女子の生き様は顔に出る』(プレジデント社)。

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