日本がトランプ大統領の「攻撃」をかわす方法 トランプ訪日後の日米通商協議を予想する

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トランプ大統領はなんだかんだいっても日本の「SUMO文化」の魅力を発信してくれた。だがこのあと何が待っているのか(写真:Andrea Hanks/White House/UPI/アフロ)

ドナルド・トランプ大統領が訪日中にツィートしたビデオクリップが、ちょっといい感じである。ホワイトハウスが配信したわずか43秒間の映像なのだが、5月26日の大相撲千秋楽の国技館の情景をうまく切り取っていて、すでに450万回以上も閲覧されている。音を大きくして聞くと、迫力がありますぞ。

悠々と日本滞在を楽しんだトランプ大統領

この連載は競馬をこよなく愛するエコノミスト3人による持ち回り連載です(最終ページには競馬の予想が載っています)。記事の一覧はこちら

力士が四股を踏み、塩をまく。懸賞金がかかり、観客席が息をのむ。土俵を掃き清め、水を打ち、行司が軍配を挙げる。そして巨体がぶつかり合い、勝負がつく。いつもの大相撲の所作のひとつひとつが、なんと美しく見えることか。

最後は、合衆国大統領杯を授与するトランプ御大が登場する。さすがはショーマン、絵になっているではないか。「アサノヤマ」と「レイワ・ワン」も間違えずに言ってくれた。事前に心配されたように、靴のまま土俵に上がるんじゃないかとか、面白がって座布団を投げる客がいるんじゃないかとか、さすがにそんなことはなかった。お陰で世界に向けて、日本のSUMO文化の魅力が発信されたことになる。

アメリカ大統領が国賓として訪日するのは、2014年4月のバラク・オバマ大統領以来のこと。あのときは2泊3日で、しかもオバマさんは初日の夕方にやってきて、3日目の朝にはソウルに発ってしまうというキツキツの日程だった。かろうじて銀座「すきやばし次郎」での会食が記憶に残るが、オバマさんは「伝説の鮨」そっちのけで、安倍晋三首相にTPP交渉での譲歩を迫った。よく言えばビジネスライク、悪く言えばKYな国賓訪問であったのだ。

そこへ行くと、トランプさんは3泊4日、悠々と日本滞在を楽しんでくれた。ゴルフに大相撲、炉端焼きなど、「接待攻勢」が目に余るという批判もあったが、長い日米関係の歴史の中でもほほえましい思い出の1ページが残ったのではないか。

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