日本人が大抵知らない「玩具」の奥深すぎる世界 古今東西、蘊蓄100章でその全容に迫る

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81. 栃木県壬生町は、かつて玩具メーカーの工場が立ち並び「おもちゃの町」と呼ばれ「おもちゃ団地」も誕生した

82. 現在は工場跡地に「おもちゃのまちバンダイミュージアム」がオープンしている

食玩が人気となり社会現象化したお菓子も

83. 1923年、江崎グリコが玩具を同梱したキャラメルの販売を開始
最初のおまけはカード

84. 1964年の明治製菓「マーブルチョコレート」は鉄腕アトムのシール付き。これがキャラクターを採用した初の食玩

85. カバヤ食品のビッグワンガムはプラモデルが付属。のちの食玩の高級化の元祖ともいわれる

86. 1999年にはフルタ製菓のチョコエッグが食玩造形の質の高さやシークレットアイテムで人気となり社会現象化

87. 2001~2005年には昭和時代の乗り物やヒット商品をテーマとしたフィギュア付き「タイムスリップグリコ」登場

88. このチョコエッグやタイムスリップグリコのフィギュアを手がけたのが、造形表現で海外でも評価の高い海洋堂

89. 兵庫県の有馬玩具博物館はグリコの玩具デザイナーであった加藤裕三(2001年没)が提唱して2003年に開館

森永製菓の「チョコボール」。(左から)「ピーナッツ」「キャラメル」「いちご」「カフェ・オ・レ」(写真:森永製菓提供/時事)

90. 森永製菓「チョコボール」の「おもちゃのカンヅメ」の初代は「まんがのカンヅメ」だった

91. 1969年に正式スタートした「おもちゃのカンヅメ」第1号の中身はミニそろばんやキーホルダーなど

92. 1996年に大ブームとなった携帯型育成ゲーム「たまごっち」。現在までに全世界で8200万個が販売されている

93. 1990年代「美少女戦士セーラームーン」のキャラクター関連商品は1200種以上が発売。「ムーンスティック」など変身アイテムが大人気に

94. 2000年代はプリキュアシリーズの主人公が変身や必殺技に使うアイテムが女児に絶大な人気を博す

95. ベーゴマが進化したベイブレードは世界80以上の国と地域で累計出荷数3億5000万個以上を記録

96. 2015年夏からは第3世代「ベイブレードバースト」が発売されている

97. 「人生ゲーム+」令和版も登場! お金ではなくSNSのフォロワーを獲得、インフルエンサーを目指すゲームとなる

98. 5月5日は「おもちゃの日」。端午の節句にちなみおもちゃや人形のPRのために1924年に制定された

99. 1962年、「第1回日本玩具国際見本市」が開催された

100. 現在は毎年6月頃に「東京おもちゃショー」が東京ビッグサイトで開催され、日本おもちゃ大賞も発表される

(文:森谷美香/モノ・マガジン2019年6月16日号より転載)

参考文献・HP/『面白すぎる「おもちゃ」研究序説』(中経出版)、『20世紀おもちゃ博物館』(同文書院)、『遊びとおもちゃの図鑑』(国土社)、『なつかしおもちゃ研究所』(ジャイブ)、ほか関連サイト
モノ・マガジン編集部

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『モノ・マガジン』はワールドフォトプレス社が発行するモノ情報誌。原則、隔週で発行している。公式サイトhttp://www.monomagazine.com/

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