人間関係を円滑にする「ちょうどいい」気づかい

おせっかいや余計なお世話にならない方法

気づかいは言葉だけでは不十分な場合が多いです(写真:8x10/PIXTA)
「『気がきかない』とよく言われるけど、そもそも気のつかい方がわからない……」「自分では気をつかったつもりなのに、相手が気づいてくれない……」こんなふうに悩むことはありませんか?
本稿では、秘書としての経験を生かし、「気づかいの専門家」としてさまざまな活動に従事されている能町光香氏の新著『もっと誰からも「気がきく」と言われる46の習慣』の内容を抜粋・再構成して、そんな悩みにお答えします。

気づかい=言葉+小さな行動

気づかいというと、「何か気の利いたことを言う」というイメージが強いかもしれませんが、実は言葉だけでは不十分な場合が多いものです。

例えば、ある日夜遅くまで続いた会議が終わり、あなたが1人で会議室の片付けをしていたとします。そこで、同僚が声をかけてくれました。

同僚「大変でしたね。会議だったんですか?」
あなた「そうなんです。このあとも資料をまとめないといけなくて……」
同僚「ええ~、そうなんですか? お疲れさまです、頑張ってくださいね~!」

さて、この会話についてどう思われたでしょうか?

「気をつかってくれていい子だなぁ」と思われる方もいるかもしれませんが、「頑張ってって、それだけ?」と、何となく拍子抜けしてしまう方もいらっしゃるでしょう。確かに、声をかけて同情をしてくれたものの、どこか「気持ちがこもってない」と感じられるかもしれません。

こうした場面では、「お疲れさまです」と言いながら飴やクッキーなどを渡したり、「どうぞ」と温かいコーヒーをさりげなく持ってきたり、「2人のほうが早いですよね」と一緒に会議室を片付けはじめたり、「私になにかできることありますか?」と聞いてみたり、こうした小さな行動が伴っていれば、相手の受ける印象はだいぶ変わることでしょう。

行動といっても、本当にちょっとしたことで十分です。私は、「言葉だけではなく、気持ちを添えて行動を見せる」ことが、本当の気づかいだと思っています。

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