「6カ国語操る川島永嗣」の英語塾が急拡大の訳

サッカーやチアを通じて学ぶスクールが人気

同法人は、川島のマネジメントに携わる田中隆祐氏が代表理事を務める形で2011年6月に発足。アンバサダーは彼のほか、フットサル元日本代表の木暮賢一郎氏、自転車ロードレースの別府史之選手、卓球元日本代表の小西杏さんらが務め、スタッフは常勤日本人スタッフと非常勤の外国人英語サッカーコーチを含めて約20人が活動している。

発起人の川島永嗣にかわり彼のマネジメントをする田中隆祐氏が代表理事を務め運営している(筆者撮影)

プロジェクトの事業は、①日本人アスリートの語学習得サポート、②英語サッカースクール、③英語キッズチアスクール、④中国語を学べる卓球スクール、⑤小学生向けサッカー英語ドリルの販売などが柱。

アスリートの語学教育では、「3D ACADEMY」によるフィリピン英語留学、「DMM英会話」のオンライン英会話、オンライン学習アプリの「iKnow!」といったサービスを提供。現在の参加者は46競技・244人にのぼっている。

開校したスクールは急拡大している

英語サッカースクールは東京都内の広尾、白金高輪、月島、東陽町などを中心に関東一円に18校を運営。3年前の2016年春の段階では8校だったことを考えると、急拡大を見せている。川島も「スクール開校2年目で8校、4年目で18校というのは展開スピードがかなり速い」と手応えを口にしていたが、勢いはとどまるところを知らない。

また、2018年6月に誕生した英語キッズチアスクールも、わずか10カ月で吉祥寺や勝どきなど7校に広がっている。サッカーとチアの両方で現在、500人以上の子どもたちがスクールを受講。スポーツを通して外国語を学ぶ絶好のチャンスに恵まれている。

「子どもに英語を学ばせたい」と考える親を中心に反響が大きく、競技ジャンルを拡大する計画もあるという。今後はより多彩な角度から外国語習得ができる工夫がなされる見通しだ。

受講生の少年が自身の進むべき道を見いだしたという理想的な事例も生まれている。英語サッカースクールに4年通い、今年中学1年生になった卒業生が今年から同スクールのアシスタントコーチのインターンとなり、週2~3回、活動を手伝っているのだ。

「大人になったら英語を使う仕事をしたい」と言う彼は、英語を通して活躍する場を見つけたことでイキイキとしているようだ。今後、どのような道に進むのかはまだわからないが、人生の選択肢が増えたのは事実だろう。

次ページグローバル人材を多く輩出したいという川島の思い
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