「自分の名前」をきれいに書くちょっとしたコツ コツさえつかめば見違えるほど美しくなる
これまで2000人以上の方にペン字を、お教えしてきましたが、必ず聞かれることがあります。それは、「どうしたら自分の名前をきれいに書けるか」です。
結婚式などの冠婚葬祭、親戚の方々への年賀状、お子さんがいるお母さんなら学校との連絡帳など「手書き」で名前を書くときは、人生の節目であったり、人柄を見られたりすることが多くあります。
特に社会で活躍されているビジネスマン、役職のある男性は「子どもっぽい字で名前を書くのは恥ずかしい」と思われている方が多いようです。
拙著『自分の名前がきれいに書ける! 萩原季実子の大人の美文字レッスン帳』でも紹介していますが、どんな名前の方でも、わずかなポイントを押さえるだけで、見違えるほど名前はきれいに書けます。
一からペン字を習うのも時間はもったいない。自分の名前だけでもきれいに書きたい。という方にはおすすめの方法です。
「へん」と「つくり」のバランスを整える
例えば、林や滝のように「へん」と「つくり」があるものを見てみましょう。
「林」という字。同じ大きさの「木」が2つ並んでいると思っていませんでしょうか。実は少し、違います。
林は、へんとつくりで左右に分かれている漢字なので、左側の「木へん」は左右幅を少し小さくして書きます。その黄金比は、1対2です。
「森」も同じ大きさの木が3つ並んでいるのではなく、木と林に分かれているので、木が3つと思って書いてしまうと印象が幼くなります。
日本人の苗字ランキングでも、1位「佐藤」、2位「鈴木」、3位「高橋」と、へんとつくりのある漢字が使われています。
自分の名前に使われている漢字が、どのバランスで書けばよいのかを知ると、一気にきれいに書けるようになります。
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