知らないとヤバい!大学入試の「英作文」事情 ひたすら難化、そして問題も激変している

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大学入試の「超」長文化に伴い、時事英文をはじめとしてさまざまな分野の英文が取り上げられ、しかも分量的にもかなりまとまった内容を読まなくてはならないため、背景知識が豊富な受験生が有利であることは明らかです。

文法・語法問題の縮小と英作文問題の増加

そして、(B)文法・語法問題の出題量と配点が減少するにつれ(C)英作文問題が増加しています。これは、英文法の正しい知識を持っているかどうかを試す英文法の問題から、英文法の知識を使って意味の通じる英文を構成できるかどうかを試す英作文へ、入試がシフトしていると考えられます。英文法の知識をきちんと運用できるかどうかを試すには英語を書かせるのが一番だからです。

英文法問題から英作文問題へという変化は、いわゆる難関大学ほど顕著であり、国公立大、私立大を問わない変化です。そして、英作文も昔から出題されている「和文英訳」(日本語を英語に直す従来型の英作文)だけでなく、一定の制約や条件のもとで英文を自分で書いていく「自由英作文」の出題がますます増加しています。

この「自由英作文」問題の出題の増加という現象は近年の大学入試英語での大きな変化です。自由英作文問題などに対処できる発信型の英語力がますます求められているといえます。ご自分の受験時代と比べて保護者の方が最も驚かれる部分が、英作文の出題の増加であり、自由英作文という出題形式なのです。

とくに、国公立大医学部の入試では必ずと言っていいほど英作文の問題が出題されます。この流れを受けて、慶應大学医学部、順天堂大学医学部、をはじめとする有力な私立医学部・医大の入試でも英作文が出題されており、この流れはますます強くなっています。

最近ではこのような流れを受けて、大学入試だけでなく、高校入試などでも英作文の出題が増加しているようです。

このように大学入試から高校入試まで出題が広がっている英作文ですが、どのように対策し、学習していくことが効率的なのでしょうか。

英文読解や英文法の学習法はある程度確立しているのに対し、英作文の学習法に関しては、「習うより慣れよ」ということで「英作文は英借文」、「定番フレーズをなるべく暗記する」などいろいろなことがいわれています。

次ページ英作文マスターへの最短距離の考え方と学習法を紹介
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