キャリア女性に「パンツスーツが実はNG」な理由

周囲に与えるメッセージを考えていますか?

キャリア女性にふさわしい服には、いくつもの細やかなポイントがあります(写真:xiangtao/PIXTA)

エグゼクティブ・プレゼンスとは、「社会的な地位、職位や社格、専門性にふさわしい存在感(オーラ)」のことです。欧米では「上に立つ人に必須の資質」とされ、「それがあるかどうか」は、昇進・抜擢のときに判断基準ともなります。会社を代表する立場の人間として、信頼を勝ち取ることができ、ひいてはビジネスチャンスにつながるからです。

近年では、ビジネスシーンですばらしい活躍を見せる女性の間で、エグゼクティブ・プレゼンスへの注目が高まっています。

私は、プレゼンスコンサルタントとして、そのエグゼクティブ・プレゼンスを身につけるためのお手伝いをしています。前回に続いて、今回は「パンツスーツ」について見ていきましょう。

役職者にパンツスーツをおすすめしないわけ

実は、私は一定以上の役職の方にはパンツスーツをおすすめしていません。女性の服装の特徴は、選択の幅の広さにあります。パンツもスカートも自在に選べるのもその1つです。女性は、その両方を着回しのバリエーションとして取り入れられ、その日の気分によって着分けたりできます。これは女性ならではの特権です。しかし、私はパンツスーツを着ないように言います。

おすすめしないのは、「威厳」や「品格」は伝統的なスタイルに出やすいからです。女性特有の衣服のフォルムとしてはスカートのほうが伝統的なスタイルであり、女性ならではの「威厳」や「品格」を出しやすいと言えます。女性がエグゼクティブ然、あるいは上級管理職然とした雰囲気を出したいなら、実はパンツよりスカートを選択したほうがよい場合が多いのです。

また、パンツスーツは活動的で動きやすいイメージがあります。活動的で有能そうな感じがするのはいいのですが、同時に「私が動く」というメッセージを周囲に伝えやすいスタイルでもあります。それは現場で働くポジションや外回りが多い仕事の人にとっては、まことに理にかなっています。しかし、人を「動かす」管理職以上の人にはどうでしょうか。時として、現場から離れられない人物だ、どこか軽く、貫禄が感じられない、と見えてしまうのです。

次ページパンツかスカートかで「役回り」を演出する海外ドラマ
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナ後を生き抜く
  • コロナショック、企業の針路
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • 西村直人の乗り物見聞録
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
『会社四季報』最新号が見抜く<br>コロナ禍に強い会社

逆境下でも好業績を維持している企業はどこか。今期に過去最高益を更新、5期連続で増益など好調企業のリストを、ランキング形式でまとめました。会社が業績予想を開示しなかった日産、ホンダなど29社も、四季報記者が独自予想し公開しています。