服を買わずに「借りる人」が急増している事情

月額定額制「エアクロ」「メチャカリ」って何?

東京・渋谷区にあるエアークローゼットとエイブルが共同運営するファンションレンタルショップ。プロのスタイリストによるコーディネートを直接体験できる(写真:エアークローゼット)

月額定額制のサブスクリプションサービス(サブスク)が、服のレンタルの分野でもじわり広がりを見せている。

昨年秋から12月まで続いた季節外れの暖かさを受け、百貨店をはじめとした服売り場でコートなどの防寒衣料の売り上げが落ち、大手アパレル各社は業績の下方修正を強いられた。一方で、服のサブスクを手掛ける企業は、足元も安定して拡大している。

プロのスタイリストが選ぶ

服のサブスクを展開する代表企業の1つが、2014年に創業したエアークローゼット(通称・エアクロ)だ。エアクロは2018年9月に登録会員が20万人を突破(有料会員数は非公表)。その後も会員は増え続け、直近は22万人に達したようだ。現在、投資フェーズのため赤字が続くが、会員数が順調に増えていることもあり、「黒字化のメドは立っている」(エアクロの天沼聰社長)という。

エアクロは、利用者が登録した体型や好みに応じて、プロのスタイリストが選んだコーディネートの服3点を届けるサービスを展開している。月会費は月1回の利用で6800円、借り放題で9800円。オフィスカジュアル系の服が多く、約300ブランド・10万点以上を取りそろえる。レンタル期間に制限はなく、3点を返却すると新しい服が借りられる。

天沼社長はコンサルタント会社や楽天での勤務を経て、エアクロを創業した。「人々のライフスタイルをより豊かに、わくわくできるサービスを作りたい」との考えと、得意分野のITを掛け合わせたサービスとして行き着いたのが、服のサブスクだった。「忙しい女性が服選びに費やす時間が減る中で、サブスクならより効率的に、新しいファッションとの出会いを楽しむ機会を増やせる」(天沼社長)。

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