「オレ本番強いから」と豪語する人が失敗する訳

むしろプレゼンで緊張する人のほうが有望

さて、最初の15秒を克服する方法を押さえたうえで、いよいよ話し上手に勝つための事前準備に入ります。

誰も自分の話を聞いてくれないし、寝ている。いつかプレゼンで勝ちたい! でも、自分はあがり症で話が下手。ライバルはプレゼン上手だし……。そうお考えの方は、ぜひこの構成方法を試してください。

話し上手に勝つ「バリュープロポジション」の考え方

必要なのは、「聴き手が期待していて、自分しか語れないことを、語ること」。

これが語れれば、話し上手のライバルと戦っても、不戦勝で勝てるようになります。「そんなこと、できるの?」と思うかもしれませんが、実は難しくありません。

例えば、「クラスで人気者のアイちゃんと仲良くなりたい!」とします。

でもアイちゃんの周りには、「勉強ができる」「スポーツができる」「イケメン」「面白い奴」など、とても勝ち目がないライバルがたくさんいます。緊張してしまって、まったく話しかけられません。

そこでまず必要なのが、アイちゃんを理解することです。あなたがアイちゃんの好きなものを調べたら「アニメ」でした。アニメであれば、相手が秀才でもイケメンでも、絶対に勝てます。

そこでアイちゃんの好きなアニメを調べて、アイちゃんも知らないようなコアなネタを仕込んでおきます。そして、アイちゃんの好きなアニメのフィギュアをさりげなく見せれば、最初の話のきっかけを作ることができ、仲良くなれる可能性は格段にアップします。

ここで大切なのが、「バリュープロポジション」という考え方です。「お客様が求めていて、自分だけが提供できる価値」を指します。マーケティング戦略ではこのバリュープロポジションが、あらゆる施策の出発点になるのです(※バリュープロポジションという言葉を覚えなくても、この後の展開にはまったく支障ありませんので、安心して忘れながら読んでください)。

バリュープロポジションは、次の3点セットで考えます。

〔3つの質問〕
1 聴き手が知りたいことは何か?
2 ライバルが語れることは何か?
3 自分しか語れないことは何か?

アイちゃんと仲良くなりたいあなたの場合、バリュープロポジションはこうなります。

1 聴き手が知りたいこと:アイちゃんはアニメが好き
2 ライバルが語れること:勉強、スポーツ、お笑いなど、それぞれの得意なこと
3 自分が語れること:(勉強やスポーツは苦手だけど)アニメなら得意

バリュープロポジション→コアなアニメの話題でアイちゃんに喜んでもらい、仲良くなる。

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