「何をしたいのかわからない人」が陥っている罠 必要なのは「成功体験」を積み上げること

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人生とはすなわち経験の積み重ねでしかありませんから、人生で迷ったときこそ、まずは「やってみる」という勇気を持ち、自分自身の人生における経験を重ねることが大切です。

そしてもし行動に移す勇気がないという場合は、「期間限定」でできることからやってみるということもありでしょう。

2年とか3年とか決めて、自分が興味のあることをやってみる、または興味のあることを探す期間として気の向くままにいろいろと経験をしてみる。

といっても、手を抜いてやるのではなく、真剣に「成し遂げる」気持ちでやるのです。

なぜか? それは今の太郎さんに必要なのは「成功体験」だからだと思うからです。

つらい経験を乗り越えるためには、小さくてもいいから成功体験を自分の中で積みあげていくことがいちばんの近道です。

まずは小さな「成功」から

いきなり大きな目標を設定してしまうと行動に躊躇してしまいますから、最初は小さくてもいいのです。いや、むしろ小さい目標のほうが最初はよいでしょう。

成し遂げるにつれて徐々に大きな目標を設定していくことで、どんどん前に進むことができるでしょう。

そのような積み重ねがやがて自分に対する自信につながり、そういった自信がさらなる行動につながります。そういったことを続ければ、気がつけば今の状態を脱していることになるでしょう。

行動なくして成功なしです。

太郎さんが、過去の経験にとらわれず新たな将来に向けて最初の一歩を踏み出されるであろうことを応援しております。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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