恋人が「心の病」にかかったら、どうすべきか

結婚の直前、会社に行けなくなってしまった

結婚を意識して付き合っているパートナーが突然、心の病にかかってしまったらどうしますか?(写真:Fast&Slow/PIXTA)  
メディアを通じて精神疾患を公表する芸能人やスポーツ選手が、近年増えている。では、パートナーがそうした病にかかっていたとわかったとき、あなたなら、どうするだろうか?
仲人として婚活現場に関わる筆者が、毎回婚活者に焦点を当てて、苦悩や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。今回は、「結婚を考えていたパートナーの心の病がわかったとき、それを受け止めるべきか否か」です。

現在、「King & Prince」の岩橋玄樹さんが、突然の動悸やめまい、手足の震えに悩まされる“パニック症候群”であることを公表し、休養に入っている。少し前には、「KinKi Kids」の堂本剛さんが同じ疾患であったことをテレビ番組で告白していた。

また、プロ野球選手の永野将司選手(千葉ロッテマリーンズ、投手)が飛行機や新幹線などの長時間の乗り物に乗ると、途中で降りられない不安から発症する“広場恐怖症”であることを、先日公表した。

この連載の一覧はこちら

ストレスの多い現代社会だから、こうした病気になる人たちが増えたと言われているが、昔から悩まされてきた人たちは想像するよりも多くいたのだろう。ただ見た目ではわからず、今ほど病名が一つひとつ細分化されておらず、そうなる脳のメカニズムや治療法も明らかにされていなかったので、本人は苦しみながらも周りからは見過ごされてきた気がする。

心の病になったら、医療に頼るだけでなく周囲の理解や支援がとても重要だというのはよく言われることだ。そこで、有名人が心の病になると、1人で抱え込まずに公表するような流れにもなったのだろう。

では、もし結婚を考えているパートナーが、こうした精神疾患を発症したら、どうしたらいいのか。

2年間寄り添ってみたけれど

先日、面談にやってきた松本幸恵(38歳、仮名)が結婚を考えていた相手、木村祐志(34歳、仮名)は、2年ほど前から心の病に苦しむようになったという。幸恵は、クリーム色の品のいいワンピースを清楚に着こなす、洗練された印象の女性だった。

「彼とは3年くらいお付き合いをしていました。付き合って1年目くらいから結婚を意識して、具体的な話を進めながら過ごしていました。そして、いよいよ結婚をしようとしたときに、彼の体調がおかしくなって会社に行けなくなったんです」

次ページ祐志は有名企業に就職しているエリートだった
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • Amazon週間ビジネス・経済書ランキング
  • ミセス・パンプキンの人生相談室
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
  • カラダとおカネのよもやま話
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
電池開発でノーベル化学賞<br>吉野彰氏が示した「危機感」

受賞会見とともに、リチウムイオン電池の開発の歴史と当事者の労苦を振り返る。世界の先頭を走ってきた日本も、今後および次世代型の市場では優位性が脅かされつつある。吉野氏率いる全固体電池開発プロジェクトに巻き返しの期待がかかる。