資金のない創業当初は自宅の6畳1間を職場に、在庫を持たず受発注のみに徹し、楽天市場やヤフーショッピングへと出店していった。起業した初年度の数カ月で資金繰りに苦しみ、月末支払いができなくなったために、全財産だった軽自動車を63万円で売却、しのいだこともあるという。
「1年くらい6畳1間で1日中働いていた。机の横にベッド、その隣に電話があった。いつも朝方まで仕事をして、眠いが朝、必ずお客様から電話がかかってくる。寝るに寝られない状況で走っていた」と浮城氏は当時の様子を語る。在庫切れの客へ自ら電話もかけ、怒られることを繰り返した。
「在庫を持たず楽天に出店したものの、参入コストが低いので、他社も同じことをすぐ始めて、メーカーも参入し出した。われわれの仕入れ値で売るようになり、太刀打ちできなくなってきた」(同氏)。そこでリスクはあるものの、自社ブランドの商品で在庫を抱え、メーカー機能も持つ必要性を実感する。それも、他社のプラットフォームに乗っかるだけでなく、自社ECでだ。2006年、「LOWYA」の誕生である(現在の販路は楽天が約6割、自社のLOWYAが約2割)。
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