(第7回)行動と問題意識が自己成長を加速する

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(第7回)行動と問題意識が自己成長を加速する

佐藤孝治

●「まず行動」から入ろう

 結論から言うと、「PDCAサイクルをいかに身につけるか」というポイントは、「まずDOから入る。最初は綿密なPLANより行動が大切」という点だ。PLANが大切なのは言うまでもないが、いいプランを立てるのに時間がかかり過ぎて、結局何もしないで終わってしまうケースは非常に多い。それなら、いっそのことPLANの部分は飛ばして、とにかくひとつ目標を定めて、動いて、行動の結果をチェックして、改善のアクションを起こし、「DCA」だけのサイクルにしてしまえばいいのだ。
 人は動くことによって新しい経験に直面して、初めて「変われる」。「何から手をつけたらいいのだろう」と考え込んでいるのが一番よくない。悩んでいるヒマがあったら、まずは迷わず「DO」を始めて、自分の経験をブラッシュアップしていこう。

●常に問題意識を持つ

 人のすべての行動、食事のメニューや着るものといった無意識な行動にも、進学のようによく考えて行う選択にも、何か理由があったはずであり、幼い頃からの無数の選択の累積によって今の自分が存在している。
 過去の選択理由と結果を明確に認識している人は、仮にまた同じ状況に遭遇した時、たぶん同じ選択をするだろうと判断することができる。「これからこう成長していくだろうな」とイメージしやすい。
 逆に認識していない人は、たまたま偶然の繰り返しか、誰か他人の言われるままに現在の自分が育ってきた可能性が高いことになる。これでは、将来の活躍を期待できる人にはなりえない。
 「コンピテンシー面接」で、人事が何かにつけて「なぜ、なぜ」と行動の理由を聞くのはそのためである。
 そこで、何かをする前に、その行動を選択する理由を考えるクセをつけておくことが大切になる。ファーストフードの店員でなく、塾の教師のアルバイトをしているのはなぜなのか。野球でなくサッカーのサークルに入ったのはなぜなのか。中国でなくアメリカに旅行に行くのはなぜなのか。
 すべてのことに「なぜ、なぜ」を連発することで、自分の行動を決めている原則が少しずつ見えてくる。その原則が把握できれば、人に自分のことを伝えやすくなるし、選択の正確度も高まってくる。そしてそれがPDCAサイクルを通じて自分をより高いレベルに到達させるための欠かせないステップなのである。

※「大学生のためのインターンシップ成功指南」は、「ジョブウェブ」から提供を受けています。


佐藤孝治(さとう・こうじ)
株式会社ジョブウェブ代表取締役社長
1972年東京都生まれ 早稲田大学社会科学部卒。
就職活動後、大学4年生の96年10月ジョブウェブを創設。 97年7月、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。
99年10月、ジョブウェブを法人化。
現在、株式会社ジョブウェブ社長として講演や勉強会などに全国を飛び回っている。学生の就職支援と企業の採用支援を通じて学生と企業の本音コミュニケーションをサポートしている。
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