パラアスリートが学ぶ「話し方教育」好評の理由

パラメッセンジャーの育成プログラムとは?

パラスポーツメッセンジャーの上山友裕選手(右)。左は車いすバスケットの清水千浪選手(筆者撮影)

たくさんの人の前で話をする。うまく話せるだろうか。「プレゼンがうまくいかなかった」「講演で緊張してしまった」「あいさつでつっかえてしまった」など、ちょっと苦い経験をお持ちの方も多いだろう。

2020東京パラリンピックに向けて、パラスポーツのアスリートがメディアやイベントに参加することが多くなった。そういう出演依頼が「急に」増えてきたことは確かだ。それまで経験がないことをするアスリートも増えている。

日本財団パラリンピックサポートセンター(以下パラサポ)では、パラアスリートを対象としたスピーチトレーニング「パラスポーツメッセンジャー育成プログラム」を2017年10月から実施している。

「パラスポーツの認知度が向上し、パラアスリートへのインタビューや講演依頼が増える一方で、十分なスキルや経験を持つアスリートが少ないという状況があった」というのが、開始の大きな理由だという。インタビューや講演などは「場数」の部分が多いのだろうが、そのための話し方や話の構成なども重要だ。

話し方・伝え方がうまくなっていくプログラム

パラサポと、総合コンサルティング企業であるアクセンチュアが協力して、パラアスリートの講演分析やヒアリングなどを通して、プログラムを共同開発。パラアスリートが受講することで、簡単に言うと「話し方」「伝え方」がうまくなっていくということだ。

受けてみたい? 残念ながらこのプログラムはパラアスリートに特化している。

パラアスリートは、さまざまな体験や思いを持っている。それを言葉で表現し、伝える。アクセンチュアのコーポレート・シチズンシップ全体統括 戦略コンサルティング本部 公共サービス・医療健康 マネジング・ディレクターである海老原城一氏は「障がいへの認知、理解のために、パラアスリートのメッセージ力を上げて、社会に発信しようということです。

人前で話すことが得意ではない人もいる。うまく体験や思いなどを伝えられるように自己発信力を向上させ、聴衆が社会の中で何か行動を起こそうという気持ちになってくれるようにしたい」という。

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