ビックカメラ、最高益でも株価が安値の理由

もう少し下がったら買っていいかも

経営破綻前の兆候としてよくあることは、株主優待廃止や債務超過がある。シベールは、8月に100株で3000円相当、500株で6000円相当の自社製品(ラスク・焼き菓子等)の株主優待を実施していた。また、2018年8月期で、純資産8億6300万円(自己資本比率30.5%)、1株当たり純資産は、601円もあった。ただ、キャッシュフローの状況を見ると、現金の期末残高が8500万円と危機的状況であったようだ。手持ち資金では、1月18日に支払期限が到来する債務の弁済が困難な状態だった。

3期連続赤字で銀行融資ができなくても、筆頭株主が自社(自己株)で37万株(20.4%)を売り出すとか、新株を発行し公募増資をして資金調達し、その間に新商品開発などを行うなど、生き残る手段はなかったのかと思うと残念である。

【1月18日 金曜日】日経225先物は、150円高の2万0500円、NYダウは、162ドル高の2万4370ドル。昨日、民事再生の申し立てをして整理銘柄となったシベールは、300円ストップ安、大引け1本値で1030円。出来高4100株。日経平均は、263円高の2万0666円と3日ぶり反発。

【1月19日 土曜日】日経225先物は、290円高の2万0920円、NYダウは、336ドル高の2万4706ドル。1ドル=109.72円、1ユーロ=124.69円。株も為替もリバウンドが継続しているようだ。

経営破綻銘柄でマネーゲームが行われている

【1月21日 月曜日】日経平均は、53円高の2万0719円と続伸。11時7分、シベールが861円安の169円で寄り付き、826円安の204円で引けた。出来高は、188万0800株と大商いで、経営破綻した銘柄で、マネーゲームが繰り広げられている。上場廃止日は、2月18日の月曜日で2月15日まで売買はできるが、経営破綻した会社の株価が204円は高いと思う。優待目的保有銘柄では、自動車電装部品、電子部品のコネクター主力の鈴木(6785)が、48円高(8.42%)の618円と大幅高で、値上がり率7位。特に材料は見当たらない。

【1月22日 火曜日】日経225先物は、20円高の2万0740円、NY市場は、キング牧師生誕の日の祝日で休場。日経平均は、96円安の2万0622円。

【1月23日 水曜日】日経225先物は、170円安の2万0390円。NYダウは、世界景気減速警戒で、301ドル安の2万4404ドルと5日ぶり反落。日経平均は、29円安の2万0593円。

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