ビックカメラ、最高益でも株価が安値の理由

もう少し下がったら買っていいかも

【1月24日 木曜日】日経225先物は、30円安の2万0530円。NYダウは、171ドル高の2万4575ドル。日経平均は、19円安の2万0574円と3日続落。ビックカメラ(3048)が、連日の昨年来安値を更新し、1年3カ月ぶりの安値を付けた。本日の終値は、34円安の1242円。一時、47円安の1229円の安値を付けた。

同社の株価は、2018年4月11日に年初来高値の1942円を付けているが、実は、私はこの日の寄り付きの1924円で保有株の700株を売っている。約9年間保有し、株価が11倍になったことは、2018年4月27日にアップした記事にも書いた。ビックカメラは、8月本決算で株主優待が2月と8月の年2回あり、売ってから約700円も下がり、そろそろまた買ってもいい水準だなと見ていた。

ビックカメラの業績は、2018年8月期、過去最高純利益の171億2200万円の決算を出しており、今期2019年8月期予想も純利益179億円と連続最高益予想なのに、株価が安値を付けているのは、なぜだろうか?

その有力な理由は、日経新聞夕刊(1月23日)に書いてあった。1つは、10月の消費増税で売り上げが下がる懸念、2つ目は、1月より中国で、電子商取引法が施行され、個人、法人にかかわらず電子商取引業者の登録をしなければならなくなった。さらに、納税の義務も正式に定められた。そのため、電子取引(EC)での転売を目的に、日本で化粧品などを買い込む代理購買が鈍る可能性が高くなりそうだ。

いわゆる爆買いが今までのように期待できなくなることが、売られている理由だった。ほかにも注目している銘柄で、ファンケル(4921)三越伊勢丹ホールディングス(3099)松屋(8237)の下げが気になっていて、優待権利前のこの時期に買おうかどうか虎視眈々と狙っていたところだった。この中国の電子商取引法施行で、中国人の爆買い減の影響がどの程度出てくるのかわからないが、注視していきたい。

株価が下がれば人気銘柄や高配当銘柄を買いたい

【1月25日 金曜日】日経225先物は、30円高の2万0590円。NYダウは22ドル安の2万4553ドル。昨日引け後、株主優待内容の変更を発表したシダックス(4837)は、12円高の344円と好感したようだ。変更内容は、500株基準で、自社グループ商品(6000円から1万2000円へ変更)とカラオケ・シダックス店舗で使用できる優待券(1万3500円から5400円へ変更)の選択制なのだが、店舗のカラオケより自社グループ商品(昨年は、ワインやブドウジュースなど)のほうがいいということのようだ。日経平均は、198円高の2万0773円と4日ぶり反発。

【1月26日 土曜日】日経225先物は、10円高の2万0790円。NYダウは183ドル高の2万4737ドル。1ドル=109.50円、1ユーロ=124.99円。日経平均株価は、12月26日に付けた1万8948円の昨年来安値から上げ下げをしながらリバウンドが継続している。信用取引の買い残高は、1年7カ月ぶり(2017年6月)の低水準で売り圧力は軽くなっている。しかし、これは1月効果という1月は上がりやすいという季節性のアノマリー(経験則)かもしれない。この上昇トレンドが、月が変わるときに下落トレンドになることも多い。2月は下がったところがあれば、ビックカメラのような人気優待銘柄や高配当利回り銘柄を権利月直前のこの2月、3月の時期に買ってみたいと思っている。

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