スヌーピーと考える「しあわせってなあに?」 チョコとピーナッツバター…ふたつとも愛したよ。

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50年間で、そぎ落とされた

シュルツさんの描き方は50年の間に変化していった。「1980年代以降は、4コマが3コマ、2コマになり、とうとう1コマに。コマ数もセリフも削ぎ落としていって、読者の想像力を刺激するような、絵だけで面白さを伝える作品を好んで描くようになりました」

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しあわせは今この瞬間 「ピーナッツ」原画(1990年10月6日) © 2013 Peanuts Worldwide LLC

会場ではシュルツさんの子供時代、従軍時代、兵役から戻って漫画家になるまでの人生もたどることができる。

「シュルツさんは子供の頃から漫画家になりたくて、あきらめずに頑張って投稿し続けて、世界で愛される漫画家になりました。『ピーナッツ』には、愛と努力が詰まりすぎるくらい詰まっています。今回、展覧会にかかわってみて、こんなに深い作品だったことを初めて知りました」と松澤さんは語る。

シュルツさんというひとりのアメリカ人の生涯を知ると、「ピーナッツ」がまた違って見えてくる。原画をじっくり見ていたら、2時間近くがたっていた。オリジナルグッズを集めたショップでは、復刻されたフィギュアやピーナッツバターが人気だという。


「スヌーピー展 しあわせは、きみをもっと知ること。」

2013年10月12日8(土)~2014年1月5日(日)

森アーツセンターギャラリー
港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52F
03-5777-8600(ハローダイヤル)
10:00~20:00(12月31日を除く火曜は17:00まで、入館は閉館30分前まで)
会期中無休
一般・大学生2000円、中高生1500円、4歳~小学生800円

 

 

仲宇佐 ゆり フリーライター

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なかうさ ゆり / Yuri Nakausa

週刊誌のカルチャーページの編集・執筆を経て、美術展、ラジオ、本などについて取材、執筆。全国の美術館と温泉をめぐり歩いている。

 

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