野球「独立リーグ」は人材企業へ変貌している 開始から14年、もう一つのプロ野球経営:前編

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そして「アルビレックス」というブランドイメージは大きい。新潟にはJリーグクラブをはじめ「アルビレックス」ブランドで展開するスポーツ関連事業が12もある。

すべて資本関係があるわけではないが、各事業間でノウハウを共有するなど連携もある。独立リーグ球団の中でも、地元でのステータスは格段に高いと言えよう。

夢をもってチャレンジを続けたい

「今の段階では私個人の願望でしかないですが、NPB参入になんとかチャレンジしてみたいという気持ちがあります。5年後、10年後ではなく2、3年の間に議論が活発になっていけばと願っています。

2014年に球団拡張構想が提唱されてから約4年が経ちますが、機運が少し高まってきているのではないかと感じています。ハードルは非常に高いですが、ぜひ夢を持ってチャレンジを続けていきたいと考えています」

前編では四国アイランドリーグplusの香川オリーブガイナーズと高知ファイティングドックス、ルートインBCリーグの新潟アルビレックスBCの3球団を紹介した。

明日配信の後編では栃木ゴールデンブレーブス、茨城アストロプラネッツ、堺シュライクスの3球団をご紹介したい。

広尾 晃 ライター

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ひろお こう / Kou Hiroo

1959年大阪市生まれ。立命館大学卒業。コピーライターやプランナー、ライターとして活動。日米の野球記録を取り上げるブログ「野球の記録で話したい」を執筆している。著書に『野球崩壊 深刻化する「野球離れ」を食い止めろ!』『巨人軍の巨人 馬場正平』(ともにイースト・プレス)、『もし、あの野球選手がこうなっていたら~データで読み解くプロ野球「たられば」ワールド~』(オークラ出版)など。

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